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MHCクラスIII遺伝子群の調節と進化的起源

研究課題

研究課題/領域番号 06265213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関金沢大学

研究代表者

高橋 守信  金沢大学, がん研究所, 教授 (80019877)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードMHCクラスIII / 補体第4成分(C4) / 分子進化 / ヤツメウナギ / アフリカツメガエル / 補体B因子 / 補体第2成分(C2)
研究概要

1。ヤツメウナギの原始的MHCクラスIII遺伝子の分離:現存する最も原始的脊椎動物種の一つヤツメウナギの肝臓のcDNAライブラリーを作り、哺乳類のB因子とC2に共通して高度に保存されているセリンプロテアーゼ領域の配列に対するオリゴヌクレオチドをプローブとして用いて、2.6kb長のcDNAクローンを得るのに成功した。推定された全アミノ酸配列は、マウスB因子とマウスC2に対して、33%と29%の相同性を示した。哺乳動物のB因子とC2は、SCR反復配列ドメイン、von Willebrandドメイン、セリン.プロテアーゼドメインの三種のドメインで構成されているが、これらドメイン構造は、ヤツメウナギ蛋白でも完全に保存されていた。
2。アフリカツメガエルC4遺伝子の分離:多様性をもち、機能的にも構造的にも哺乳類と相同性を示すMHCクラスI,II分子を持つところの最下等の脊椎動物、両棲類アフリカツメガエルからMHCクラスIII分子、C4遺伝子を分離した。アフリカツメガエル肝臓のcDNAライブラリーを作成し、哺乳類のα2-マクログロブリンやC3、C4に特異的に見い出される分子内チオエステル部位の配列に対応するオリゴヌクレオチドをプローブとして、C4cDNAのクローニングに成功した。得られたcDNAクローンは全長5.2kbで、推定されるアミノ酸配列は、マウスC4に対して38%の相同性を示した。アフリカツメガエルC4遺伝子はシングルコピーであり、MHCクラスI,II領域と明らかな連関が認められた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nonaka,M.et al.: "Molecular cloning of a lamprey homologue of the mammalian MHC class III gene,complement factor B." Journal of Immunology. 152. 2263-2269 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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