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αβTCRトランスジェニックマウスを用いた胸腺内微小環境の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06265223
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

岸 裕幸  富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (60186210)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードTリンパ球 / 胸腺 / 分化
研究概要

Tリンパ球の胸腺内での分化における胸腺細胞と胸腺ストローマ細胞の相互作用の果たす役割を解明するために、マウス胸腺細胞のサブポピュレーションに発現している細胞表面抗原(IMT-1と命名)を認識するモノクロナール抗体、1-23抗体、を作成し、抗原の解析を行なった。IMT-1抗原は胸腺細胞のサブポピュレーションに特異的に発現しており、Bリンパ球系細胞および成熟Tリンパ球には発現していない。IMT-1抗原はCD4-8-DN胸腺細胞のCD44-25+の分化段階の細胞に発現し、それ以降CD4+8+DP細胞まで発現しており、SP細胞へ分化すると細胞表面から消失する。胎仔胸腺においては、胎齢15.5日目までは一部の細胞に弱く発現しているが、胎齢16.5日目からはほとんどの細胞に発現するようになり、生後急速に消失する。IMT-1抗原のTリンパ球の胸腺内での分化に果たす役割を解明するために、1-23抗体をin vitroにおける胎仔胸腺臓器培養の系に加えた。胎齢16.5日の胎仔胸腺細胞はほとんどCD4-8-DN細胞であり、in vitroにおける胎仔胸腺臓器培養を行なうと、CD4+8-およびCD4-8+SP細胞へと分化する。この時、分化したCD4+8-細胞とCD4-8+細胞の細胞数の比は約2:1である。1-23抗体存在下で胎仔胸腺臓器培養を行なうと、分化したCD4+8-細胞とCD4-8+細胞との細胞数の比が逆転した。以上の結果よりIMT-1抗原が胸腺細胞の分化に関与している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kishi,H.: "Cell surface autigen,IMT-1,expressed on thymocytes differentiating from CD4^-8^- to CD4^+8^+." J.Cell.Biochem.18D. 455 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Tagoh,H.: "Reciprocal IL-1β gene expression in medial and lateral hypothalamic areas in the SART-stressed mice." Nurosci.Lett.184. 17-20 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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