研究課題/領域番号 |
06266217
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
三谷 昌平 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (90192757)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ニューロン / 分化決定 / 転写因子 / C.elegans |
研究概要 |
脳などの神経組織でニューロンが多様な分化を行なうメカニズムにおいて、神経系分化制御を担う転写因子のネットワークが重要な役割を果たしていると思われる。神経系の発生と構造の基本的な記載が充実している線虫C.elegansをモデル動物とし、特に、機械刺激受容ニューロンの分化に焦点を当て、lin-32、unc-86やmec-3遺伝子のカスケードおよびこれらとネットワーク的に作用する因子群を同定し、これらの作用様式を明らかにしてきた。しかしながら、このネットワーク中には分化決定機構の説明ができない細胞種が存在することから、未だ同定できていない因子が多数存在すると思われる。そこで、カスケードの中心的な役割を担う転写制御因子UNC-86の標的遺伝子を単離することで、この遺伝子制御機構の未知の部分を明らかにしていくことを目的としている。標的遺伝子単離の方法としては、KinzlerとVogelsteinによるWhole Genome PCR法を用いた。現在までに、約120のクローンの独立したDNA断片が得られている。これらのDNA断片のほとんどはUCN-86の標的として既知のmec-3制御領域とほぼ同等のUNC-86結合活性を有していることが分かった。線虫ゲノムのシークエンスプロジェクトによって登録済みのコスミド配列(全ゲノムの数%)を検索し、7個の該当部位を見い出した。このうち、5クローンは遺伝子の制御領域と成りえる部位に存在し、さらに発現解析を行う予定である。これらの遺伝子は既知の蛋白質と相同性の認められない(またはとても低い)蛋白質をコードしていた。
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