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メダカES細胞でのジーントラップ法による初期発生特異的遺伝子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 06268209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東海大学

研究代表者

兵藤 昌雄  東海大学, 開発工学部, 教授 (60096253)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードメダカ / 胚性幹細胞 / フィーター細胞 / マーカー遺伝子 / エレクトロポレーション
研究概要

1 胚性幹細胞の培養と移植: 1994年度においては、メダカ胚性幹細胞の培養法を開発することに重点をおいた。メダカ胞胚期の胚から分離した細胞を、そのまま培養液中において培養すると細胞の集団は自律的に分化し、頭部から尾部にかけての色々な組織が生じることが観察された。しかし、この細胞をピペッティングによって分散させ、フィーダー細胞上に培養すると、形態的には胚性幹細胞と見られる細胞の集団が得られた。増殖してきた細胞集団をそのまま培養すると、細胞集団は種々の組織に分化するが、集団をトリプシン処理により分散させ継代培養を行なうことで、胚性幹細胞の形態が保たれた。
この細胞を胞胚期の胚に移植したところ、多くの奇形胚が観察されたが、正常に発生する個体も得られた。奇形胚が観察されたのは、移植した細胞に分化した細胞が含まれていたことが示唆される。この点で、移植する細胞集団から胚性幹細胞を分離する方法を考慮する必要があると考えられる。正常に発生した個体では、移植細胞が生殖系列に伝達されるかどうかについて観察を続けている。また、胚性幹細胞の継代培養のための培地の条件についてさらに検討を続けている。
2 培養胚細胞に対する遺伝子移入: 培養した胚細胞に対してエレクトロポレーションによって、マーカー遺伝子を移入する条件を検討したところ、1〜1.5kvでマーカー遺伝子による形質転換が観察された。この結果から、胚性幹細胞への遺伝子移入の条件を決定することができた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hyodo,M.,Matsuhashi;M.: "Medaka chimeras produced by microinjection of the mid-blastula cells and their germ-line trasmission" J.Marine Biotech. 1. 207-210 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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