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メダカ生殖腺分化形成に於ける遺伝子発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 06270222
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

田中 実  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (80202175)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード芳香化酵素 / 性決定 / SOX遺伝子 / メダカ / 生殖腺 / 性分化 / エストロゲン
研究概要

哺乳類では最初期の性決定の過程でY染色体上のSryが発現する事により生殖原器が精巣へと分化する。メダカでもこの時期にSry様遺伝子が働いているかを調べる事はメダカで生殖腺分化形成過程を調べる上で重要である。一方、メダカは性決定後の生殖腺形成中にステロイドホルモンを投与する事で性転換を引き起こさせる事が可能である。そこで、雌性ホルモンを産生させる酵素の遺伝子 P450arom とSry様遺伝子に着目し、その単離、発現解析を行い、以下の結果を得た。
1) メダカゲノムから単離していたSry様配列を用いてゲノミックサザンを行い、雌雄両ゲノムに複数Sry様配列がある事が明らかとなった。またノーザンブロット解析により胚発生中に2種類の転写物を見出したため、cDNAを単離し、whole mount in situ hybridization により発現様式を明らかにした。その結果、生殖細胞に発現が見られ、受精後も、胞胚までは胚中に均一に発現が認められた。その後発現は、恐らく神経になりうる細胞系譜に限定される事が示された。
2) whole mount in situ hybridization により P450arom の発現様式が初期卵濾胞と成熟期近くの卵濾胞とで異なる事を明らかにした。一方、P450arom は転写レベルで制御されている事が示唆されていたため、遺伝子を単離し、転写開始点を決定、しかも初期、後期双方の濾胞で同じプロモーターが使われている事が 5'RACE により示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Tanaka: "Structure and Promitev Analysis of the Cytochrome P-450 aromatase Gene of the Teleost Fish,Medaka (Oryzias latipes)" J.Biochemistry. 117(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] S.Fukada: "The Sox Gene Family and its.Expression during Embryogenesis in the Teleost Fish,Medaka (Oryzias latipes)" Dev.Growth Ditter. (印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] N.Sakai: "Ovarian 3β-hydarysteroid dehydngenase/△^<5-4>-isomerase of rainbow trut" FEBS Letters. 350. 309-313 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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