研究課題/領域番号 |
06271207
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
阿部 治 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (60184206)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 環境教育 / 生涯学習 / 環境科学 / 環境倫理 / ライフスタイル |
研究概要 |
本年度は、昨年度に引続き、国内外における生涯学習としての環境教育の事例の収集・分析と個別的環境教育の場における環境教育システムの在り方について研究をすすめるとともに、総括班が設けた「環境情報研究の社会伝達手法に関する検討会」に参加した。 1)欧米における生涯学習としての環境教育の先進的事例を収集・分析 昨年に引続き、アメリカ、イギリス、ドイツの環境教育について調査をすすめるとともに、本年はオーストラリアの環境教育について調査を行った。 2)国内の環境教育に関する調査 本年度は、自治体における環境保全活動促進拠点および社会教育としての環境教育のしくみについて調査を行った。環境保全活動促進拠点とは、国民等への一方的な知識・情報の提供が中心であった従来の行政による環境教育事業に代わって、個々の国民やNGO等の主体性を基調とした環境保全活動を促進させるための種々の機能を備えたシステムのことである。 国内において現在実施されている環境保全型地域づくりなどを生涯学習としての環境教育として位置づけるための概念整理を行った。環境教育をになっているセクターを、住民・NGO、企業、行政の3つに分類し、相互の関係を整理し、あわせて現在行われている環境保全活動を、これらのセクターごとに分類した。さらに環境教育システム確立の一環として、各セクターが生涯学習としての環境教育に果たす役割の概念化をはかった。生涯学習としての環境教育システムを確立するために、現在、国内外の環境教育の取組を踏まえて対象世代ごとに各セクターの役割を具体化する作業を進めている。
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