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栽培植物に窒素固定力を付与する試み

研究課題

研究課題/領域番号 06271214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

小柳津 広志  東京大学, 農学部, 助教授 (70177301)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード窒素固定 / Azorhizobium / 根粒形成
研究概要

本年度は、ミヤコグサおよびアルファルファを用いてトランスポゾンタギングを行うため、ミヤコグサ(Gifu strain)およびアルファルファ(ランジェランダダ-)を用いてトウモロコシのトランスポゾンの系(AcおよびDs)を導入することを試みた。ミヤコグサではグリーンカルスの形成率は高いが、最終的にシュート形成し、形質転換植物になるものはなかった。アルファルファではシュート形成の率が高く、最終的にDs導入では3つの個体を得、Ac導入では個体は得られていない。アルファルファについては、当初試行錯誤を繰り返していたが、一定の条件で形質転換植物を得る方法が確立された。またミヤコグサより分離した根粒菌を用い、4リットル培養液よりシグナル分子の分離を試みた。結果、アピジェニンによるシグナル分子誘導では、合成がほとんど起こらないことが判明したので、クリシン、ネリンゲニンを用いたが、ナリンゲニンで誘導されることが分かった。そこで、これらのHPLCフラクションをマススペクトルなどで構造決定中である。さらに、茎粒菌(Azorhizobium caulinodans)の根粒形成関与遺伝子をTn5変異導入により分離し、構造解析を行うことも行なっている。今年度はTn5変異株486株を作製し、根粒形成試験を行なった。しかしながら、全ての株が根粒形成し、目的部分の変異株は得られていない。これは、茎粒菌のゲノムサイズが大腸菌にくらべて非常に大きいことが原因ではないかと考えられる。現在、不定根の伸長を著しく促進する株を1株得ており、これが茎粒形成となんらかの係わりをもつのか検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takeuchi,M.et al: "Phlogenetic evidence for Sphingomonas and Rhizomonas a nonphotosynthetic members of the alpha-4 subclass of the Proteobacteria" Int.J.Syst.Bacteriol.44. 308-314 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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