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マングローブ植物耐塩性機構の解析とマングローブ林維持・回復に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 06271257
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関一橋大学

研究代表者

三村 徹郎  一橋大学, 商学部, 助教授 (20174120)

研究分担者 根本 節子  一橋大学, 社会学部, 助手 (10017642)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードマングローブ / 耐塩性 / 培養細胞 / カルス / プロトプラスト / イオン輸送 / 電気生理学 / H^+ポンプ
研究概要

1.Burguiera sexangulaの展開直後の葉を用いてRNAの抽出とcDNAライブラリーの作製を試みた。また、RNA抽出実験と独立に、塩耐性に関与するイオン輸送分子として、細胞膜のH^+ポンプに注目した。すでに知られているH^+ポンプ遺伝子構造から、保存性の高い配列(ATP結合部位とリン酸化部位)を選び出し、プライマーの設計を行った。
結果:設計したプライマーを用いて、イネおよびエンドウのcDNAからH^+ポンプ遺伝子を見いだすことに成功した。一方、実験材料であるマングローブ植物では、実験上の困難が多く、各種の方法で、マングローブ新葉組織からの全RNA抽出に挑戦しているが、有為な結果を得られていない。
2.Burguiera sexangula、Burguiera gymnorrhiza,Rhizophora apiculataそれぞれの葉組織及び胎生種子を滅菌した後、小片に切り分けて培養した。培地としてムラシゲ・スク-グ培地及びアミノ酸培地を用いた。植物ホルモンとして、2,4-Dと4PUを用いた。
結果:主に葉組織を用い、かなり強い滅菌法を用いたが、培養開始後約2〜3週間で、生き残った葉切片の切り口からカルス様の細胞塊の出現が見いだされた。また、繁殖子切片からも同様のカルス様細胞塊が成長を始めた。培養条件の検討から、アミノ酸培地が優れていること、ホルモン濃度としては約2μM程度が良いこと、さらに培養温度として30℃の場合にカルス様細胞塊の形成が25℃より早いことが明らかになった。
3.細胞膜でのイオン輸送活性を電気生理学的に測定するための前段階として、葉組織からの単一細胞の酵素的単離を試みた。
結果:葉組織を短冊状に切り、Cellulase Onozuka RS(1.0%) Driselase(1.0%) Macerozyme R10(0.5%)で処理したところ、4時間から12時間の振とうで葉肉細胞とプロトプラストの単離が観察された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Mimura,T.: "Characterization of the Ca2+-dependent Cl-efflux in perfused Chara cells." Plant & Cell Physiol.35. 793-800 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Mimura,T.: "Homeostasis and transport of inorganic phosphoric acid in plants." Plant & Cell Physiol.36. 1-7 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Okihara,K.: "Furosemide:a specific inhibition of Pi transport across the plasma membrane of plant cells." Plant & Cell Physiol.36. 53-58 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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