• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ホメオボックス遺伝子の系統発生的解析

研究課題

研究課題/領域番号 06273233
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

黒沢 良和  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (10109259)

研究分担者 清宮 麻希子  藤田保健衛生大学, 総医研, 研究員
内藤 守啓  藤田保健衛生大学短期大学, 助手 (80132257)
松井 俊和  藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (50181681)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードホメオボックス遺伝子 / 海綿 / ヒドラ / フグゲノム / 遺伝子クラスター / POU遺伝子
研究概要

最下等多細胞動物である海綿からホメオボックス遺伝子の単離を試みている。以前の研究で海綿より3種(prox1、prox2、prox3)単離し、そのアミノ酸配列が高等動物で同定されているNK3,BarH1、mshと高いホモロジーを示し、これらはホメオボックス遺伝子群の中の一つのスーパークラスに分類されること、そして海綿にはHOX/Homクラスは存在しないらしいことを報告した。今回海綿より更に二つのホメオボックス遺伝子を同定し、それらはPOUホメオボックス遺伝子であることを示した。ホメオボックス遺伝子はショウジョウバエで70種以上、哺乳類では200種以上存在し、それらは幾つかのスーパークラスに分類できるが、その中の一部は海綿で既に存在することが示された。
我々はヒトゲノムの中にGBX1とGBX2という二種類のホメオボックス遺伝子を同定し、それらがEN1とEN2と共に染色体の一部の重複によって倍数化したという仮設を提出し、そして染色体の重複に際してどのような遺伝子が共に倍数化したかを解析している。この目的のために、GBX1、GBX2、EN1、EN2を含むYACクローンの単離を行った。単離したYACクローンは、yeast中で極めて不安定である。そこで更にBrennerによって提唱されたフグのDNA(ヒトゲノムの1/7の大きさ)を用いてヒト遺伝子を探す(Fugu-mediated gene hunting in human genome)方法を採用し、フグDNAよりEn及びGbx遺伝子を単離した。その結果、En及びGbx遺伝子近傍には複数個のホメオボックス遺伝子がクラスターしているらしい結果を得たので現在解析を進めている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Seimiya: "Homeobox-containing genes in the primitive metazoan,the sponges." Eur.J.Biochem.221. 219-225 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kurosawa: "The immunoglobulin superfamily:where do invertebrates fit in?" Adv.Comp.Envir.Physiol.(in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] K.Hashimoto: "Gene outside the human MHC related to classical HLA class I genes." Science. (in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi