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心肥大形成における細胞骨格の役割についての細胞・分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06274223
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

竹下 彰  九州大学, 医学部, 教授 (30038814)

研究分担者 上野 光  九州大学, 医学部, 講師 (50260378)
筒井 裕之  九州大学, 医学部, 助手 (70264017)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード心肥大 / 不全心 / 細胞骨格 / 微小管 / 心筋細胞
研究概要

1.心筋細胞内の微小管の構築:
微小管は、心筋細胞内で網目状構築を形成しており、ラットの腹部動脈を縮窄して作成した圧負荷左室肥大心で微小管密度の増加を認めた。一方、アクチンやデスミンには明らかな形態学的変化を認めなかった。
2.肥大心形成と微小管重合の関連:
ウエスタンブロットによりチューブリンの定量的解析を行ない、肥大心で微小管が増加すること、さらにこの増加の肥大の進展過程において維持されていることを明らかにした(第67回米国心臓学会、第11回国際心臓研究学会日本部会にて発表)。肥大心における微小間の増加は、心肥大の程度と相関し、循環血中の神経体液性因子の活性化は必須ではなかった。さらに、レーザー回析法を用いてサルコメア長を測定して検討した肥大心筋細胞の収縮能は、正常心筋細胞に比し低下していたが、微小管脱重合剤であるコルヒチン10μMにより有意に改善した(未発表)。
圧負荷による微小管重合促進機序:
微小管重合を安定化することが知られている微小管結合蛋白質(MAP4)は、心筋細胞内で網目状構築を形成しており、その分布は微小管と一致した。
今後、微小管重合による心筋収縮能低下に機序、心肥大形成における微小管重合の役割、さらに、チューブリンの転写レベルでの調節機構や微小管結合蛋白質の役割を含めた微小管重合が増加する機序などを解明していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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