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心筋発生過程における細胞死関連抗原FASの発現とレチノイン酸による制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06274225
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関自治医科大学

研究代表者

桃井 真里子  自治医科大学, 医学部, 教授 (90166348)

研究分担者 柳沢 正義  東京大学, 医学部, 教授 (00260836)
五十嵐 浩  自治医科大学, 医学部, 助手 (80260834)
市橋 光  自治医科大学, 医学部, 助手 (70213006)
小黒 範子  自治医科大学, 医学部, 助手
山形 崇倫  自治医科大学, 医学部, 助手 (00239857)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードFas抗原 / レチノイン酸 / 細胞死 / P19EC細胞
研究概要

1)心臓発生における細胞死の関与を検討する目的で、細胞死関連蛋白であるFas抗原がマウス胎仔心臓に発現しているかどうか、発現している場合はその局在などを検討した。
マウス胎生10.5日は、心臓形成の基本ができ、中隔は形成過程であるが、発生過程の心室心筋、心房心筋に強く陽性に検出された。 発生において一部その期限を異にするconal swelling にはFasは検出されなかった。12.5日胚では、心室心房心筋細胞、に発現し、atrioventricular conus、には発現していなかった。 心筋においても、成熟につれて、compactlayerには発現が減少、幼若心筋に特に発現が強く見られた。 16.5日の心筋では発現は著明に減少していた。 また、中隔を形成すべき、部位には Fas発現が強くみられ、形成過程のtarabeculae にも発現していた。 Fas発現は細胞死現象が存在する必要条件であり、Fasligandが加わることで、細胞死が進行する。 従って、発生過程の心筋細胞にFas抗原が時間、部位特異的に発現していたことは、心臓形成における心筋成熟に$細胞死が関与する異を示唆している。 これに加えてFas ligandの解析がその全容を明らかにすると考えられる。
2)心筋細胞分化におけるレチノイン酸とFas発現に関して検討する目的で、P19EC細胞にレチノイン酸を負荷し、48時間後に、Fasが発現するかどうかをRT-PCRで検討した。
P19EC細胞が心筋細胞へと分化するレチノイン酸濃度で、Fas mRNAが検出された。 このことは、Fas発現がレチノイン酸の制御下にあることを 示唆し、心臓発生におけるレチノイン酸関連蛋白の発現とFas発現が部位特異性において一致していることと呼応する結果であった。
3)現在、心臓発生における細胞死のより詳細な解析のために、Fasligandの発現、ICE発現を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-02-02  

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