研究課題/領域番号 |
06276105
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)東京都臨床医学総合研究所 |
研究代表者 |
稲垣 冬彦 (財)東京都臨床医学総合研究所, 生理活性物質研究部門, 研究員 (70011757)
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研究分担者 |
水野 猛 名古屋大学, 農学部, 教授 (10174038)
山本 雅 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40134621)
竹縄 忠臣 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40101315)
大野 茂男 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10142027)
神田 大輔 生物分子工学研究所, 研究員 (80186618)
伊倉 光彦 筑波大学, 先端学際領域センター, 教授 (00142688)
今川 正良 大阪大学, 薬学部, 助教授 (20136823)
片平 正人 横浜国立大学, 工学部, 講師 (70211844)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
106,300千円 (直接経費: 106,300千円)
1997年度: 17,300千円 (直接経費: 17,300千円)
1996年度: 24,500千円 (直接経費: 24,500千円)
1995年度: 31,500千円 (直接経費: 31,500千円)
1994年度: 33,000千円 (直接経費: 33,000千円)
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キーワード | Grb2 / Shc / Sos / SH3 / SH2 / デストリン / ミッドカイン / Link / Ash / 立体構造 / N-WASP / フィロポディア / 二成分系 / リン酸基転移反応 / 嫌気センサー / GRB2 / 神経突起伸長 / NMR / ArcB / Tob / リン酸化チロシン / プロリンに富むペプチド / 溶液構造 / Ras / ポリプロリンヘリックス / Solution Structure |
研究概要 |
タンパク質高次構造のタンパク質シグナル認識における役割を解明することを目的とし、構造生物学的研究を行うと同時に新たに対象とするシグナル伝達タンパク質の大量調製系の作製を行い、構造生物学的研究の支援体制を作った。構造生物学的研究では、Grb2のnSH3とSos由来のプロリンに富むペプチドの認識機構、及びSH2とShc由来のチロシンリン酸化ペプチドとの認識についても明らかにした。これらの結果は、シグナル伝達には、特異的な相互認識機構が重要な役割を果たしていることを示している。アクチン結合タンパク質であるデストリンの立体構造を決定し、アクチン繊維切断の機構を示した。また、ヘパリン結合性の新規成長因子ミッドカインの構造を決定すると共に、レセプターへの提示には、ヘパリン上で形成された二量体が重要であることを示した。またPKCaに含まれるCRDの構造を解明し、DAG結合部位を推定した。ヒアルロン酸結合ドメインであるLinkモジュールの構造を決定した。またX線結晶構造解析としては、バクテリアの情報伝達系であるトランスミッター、レシーバーに含まれるドメインの構造を明らかにすると共に、シグナル伝達の機構を明らかにした。N-WASPの各機能ドメイン及び、Tob,CAF1について試料の大量調整法が確立された。
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