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造血幹細胞の増殖・分化に与える接着因子の役割の検討

研究課題

研究課題/領域番号 06277202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

小林 正伸  北海道大学, 医学部, 講師 (80241321)

研究分担者 今村 雅寛  北海道大学, 医学部附属病院, 講師 (20160062)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1994年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードファイブロネクチン / 伸展 / 白血病細胞株 / 接着因子 / ヒト骨髄造血前駆細胞 / CD34陽性細胞 / CD49d / c-kit
研究概要

1.種々の白血病細胞株のファイブロネクチンへの接着と接着後の伸展について検討したところ、種々の白血病細胞株がファイブロネクチンには接着するが、多能性分化能を有する細胞株のみがファイブロネクチンとの接着後伸展することを見い出した。また、この伸展にはVLA5とCD44が関与することを見い出した。さらに伸展した細胞では核内へのPKCbの移動が見られることを見い出した。以上の結果より接着後の伸展は、骨髄中への強固な定着をもたらすと考えられた(投稿中)。
2.造血幹細胞の分化段階ごとに接着因子の発現を調べたところ、ヒト骨髄造血前駆細胞が分化段階ごとに接着因子の発現に差を認めることを見い出した.(STEM CELL,1994)。
3.G-CSF投与の化学療法後に末梢血中に造血幹細胞が増加する機序を検討するために、末梢血および骨髄中のCD34陽性細胞上の接着因子発現の差を検討した。G-CSF投与と化学療法後、末梢血CD34陽性細胞が骨髄中よりも増加していた。このことは、G-CSF投与と化学療法によってCD34陽性細胞が能動的に輸送されていることを示していると考えられた。G-CSF投与の化学療法後、CD49dとc-kitの発現が末梢血CD34陽性細胞で低下していることを見い出した。この結果は、骨髄への定着および骨髄からの離脱にこれらの接着因子が関与しているものと考えられた。またG-CSF投与と化学療法後、CD11aの発現が末梢血CD34陽性細胞で増加していることを見い出した(投稿中)。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kobayashi,M.et al.: "Expression of adhesion molecules on human hematopoietic progenitor cells at different maturational stages." Stem Cell. 12. 316-321 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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