研究課題/領域番号 |
06278102
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 研三 名古屋大学, 農学部, 教授 (80164292)
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研究分担者 |
内宮 博文 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50142229)
島本 功 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイセンス研究科, 教授 (10263427)
大山 莞爾 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40135546)
内藤 哲 北海道大学, 農学部, 教授 (20164105)
篠崎 一雄 理化学研究所, ライフサイエンス筑波研究センター, 主任研究員 (20124216)
杉山 達夫 名古屋大学, 農学部, 教授 (50023453)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
286,000千円 (直接経費: 286,000千円)
1997年度: 76,500千円 (直接経費: 76,500千円)
1996年度: 67,000千円 (直接経費: 67,000千円)
1995年度: 79,000千円 (直接経費: 79,000千円)
1994年度: 63,500千円 (直接経費: 63,500千円)
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キーワード | 植物器官 / 遺伝子発現制御 / 制御遺伝子 / 転写制御因子 / 情報伝達因子 / 遺伝的プログラム / モデル植物 |
研究概要 |
本研究は、植物器官に特有な代謝や細胞機能の発達や刺激に応答したその転換の過程を制御する遺伝的プログラムを明らかにすることを目的とした。中村は、貯蔵タンパク質遺伝子の糖による発現誘導にかかわる転写因子や糖誘導性CDPKを同定し、シロイヌナズナの糖応答性遺伝子発現が異常になった突然変異株を単離した。内藤は、メチオニンを過剰蓄積して種子タンパク質の発現に影響を与える突然変異株を単離し、メチオニン合成酵素遺伝子の5'-非翻訳領域中の変異により転写後のフィードバック制御が異常になることを見出した。島本はトランスポゾンを使ったイネの高効率突然変異誘発系を構築して多数の変異株を単離し、詳細な遺伝学的解析を進めた。大山はミトコンドリアに輸送されるtRNA遺伝子の構造と発現を明らかにした。飯は、S期特異的な転写制御を規定する転写因子複合体を解析した。服部は、ABA依存的にVp1と相互作用してDNAに結合する新規のbZIP因子を発見し、篠崎は、シロイヌナズナから乾燥ストレスで誘導され、乾燥に応答した遺伝子発現に関わるMYBとMYC因子を同定した。前島は液胞膜の水チャンネル分子の、また西村は、液胞タンパク質のプロセシング酵素の遺伝子を単離してそれらの発現パターンを詳細に解析し、それぞれが細胞伸長やプログラムされた細胞死と関わることを見出した。佐々木は、光抑制される低分子量Gタンパク質が伸長する茎や登塾種子で強く発現することから、液胞肥大による細胞伸長に関与すると推定した。岩崎は、イネの3量体型Gタンパク質遺伝子を詳細に解析し、その破壊変異株を同定することに成功した。
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