研究課題/領域番号 |
06280117
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山口 一成 熊本大学, 医学部・付属病院, 講師 (20128325)
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研究分担者 |
望月 學 久留米大学, 医学部, 教授 (10010464)
園田 俊郎 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40036463)
出雲 周二 鹿児島大学, 医学部, 教授 (30143811)
三好 勇夫 高知医科大学, 教授 (30033088)
高月 清 熊本大学, 医学部, 教授 (80026830)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1994年度: 14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
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キーワード | HTLV-I / ATL / HAM / ぶどう膜炎 / HTLV-Iキャリア |
研究概要 |
1)HTLV-Iキャリアにおける悪性腫瘍の頻度が調査された。2)ATL好発地域住民で長期追跡調査を実施し、抗体陽転率を算出した。3)熊本県血液センター献血者の抗体陽転率の経時的変化を解析した。4)ATLおよびキャリアにおけるTリンパ球コロニー形成能を検討した。5)キャリアにおける免疫能が進行性に低下していることを明らかにした。6)キャリア末梢血リンパ球で、in vitro可溶性IL-2レセプターの放出反応を検討した。7)HAMの長期追跡の中でATLとの合併例2例の剖検例を経験した。8)HTLV-I/IIの民族・遺伝的特性を検討した。9)ATL、HAMに続く第3のHTLV-I関連疾患、HTLV-Iぶどう膜炎の疫学、臨床像の解明、ウイルス学的解析が行われた。10)キャリアから生まれた新生児の口腔吸引液よりウイルスゲノムが高率に検出された。11)inverse PCRを用いてHTLV-I感染細胞のclonalityを解析した。12)ATLの治療の新しい試みが行われている。 このように本プロジェクトにおいて、 1)拠点を決めてのHTLV-Iキャリアの追跡調査は着実に成果をあげている。 2)第4、第5のHTLV-I関連疾患へのアプローチが期待される。 3)諸外国とのHTLV-I研究の交流を通じて疾患の比較研究が進んでいる。
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