研究課題/領域番号 |
06280123
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)癌研究会 |
研究代表者 |
北川 知行 財団法人癌研究曾, 癌研究所, 所長 (50085619)
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研究分担者 |
白井 智之 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (60080066)
森脇 和郎 国立遺伝学研究所, 名誉教授 (50000229)
神谷 研二 広島大学, 医学部, 教授 (60116564)
木南 凌 新潟大学, 医学部, 教授 (40133615)
小川 勝洋 旭川医科大学, 教授 (50045514)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
45,500千円 (直接経費: 45,500千円)
1995年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
1994年度: 21,500千円 (直接経費: 21,500千円)
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キーワード | carcinogenesis / mouse / oncogene / suppressor gene |
研究概要 |
1.C3Hと野性マウスMSMのF_1雑種に肝がん、膀胱がん、大腸がんを誘導し、精力的にLOH解析を行ったが、ヒト腫瘍に見出されるようなLOHはほとんど検出されないことが明らかになった。 2.他方、肝がんおよび正常肝細胞由来の培養系では、第4染色体のp16遺伝子を含む領域およびその下流のヒト1pに相同性を有する部分にLOHないしhomozygous deletioonが高率に生じ、これら遺伝子が培養細胞の不死化に重要な役割を果たしていることが示された。 3.膀胱がんの継代移植中にp16遺伝子の欠失が生じ、この変化はがんのプログレッションに関与する可能性が示された。 4.マウス繊維芽肉腫系で、α-4インテグリンの発現低下が転移度と関連することが示された。 5.マウス肝がん発生初期に、遺伝子修復に関与するMCH遺伝子の変量に由来する遺伝子不安定性が生じる例があることが示された。
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