研究課題/領域番号 |
06280204
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
橋本 祐一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (90164798)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | レチノイド / 発癌プロモーター / フォルボールエステル |
研究概要 |
本年度は本課題に関して、1:レチノイドの側面から、2:発ガンプロモーター結合蛋白(CN-TPBP)の側面から、そして3:CN-TPBPに結合する化合物の側面から研究を行った。 1.レチノイド (1)新規合成レチノイド、取り分けキノリン骨格を有する強力なレチノイドを多数開発した。 (2)リガンドスーパーファミリーコンセプトに基づいて、これまでで最強のレチノイドアンタゴニスト(LE135)を開発できた。 (3)光反応性蛍光性レチノイドプローブ(ADAM-3)を用いて、レチノイドレセプターのリガンド結合部位をアミノ酸配列のレベルで決定できた。 2.発ガンプロモーター結合蛋白(CN-TPBP) (1)CN-TPBPの検出方法として、従来デキストラン/活性炭法を用いていたが、検出の再現性を高めるべく、新たにゲル濾過法を確立した。 (2)CN-TPBPと類似の挙動を示す発ガンプロモーター結合蛋白として、ヒストンH1の同定に成功した。 3.CN-TPBPに結合する化合物 (1)生体内でCN-TPBPのリガンドとして働き得る化合物の候補として、酸化コレステロールを各種合成・検定し、これらをYakkasteroidsと総称することにした。 (2)Yakkasteroidsがフォルボールエステルと同様に、Hela細胞において、パピローマウイルス遺伝子の発現を促進することを見いだした。
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