• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

導入遺伝子に基づく個体発がんの研究

研究課題

研究課題/領域番号 06280224
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東海大学 (1995)
九州大学 (1994)

研究代表者

権藤 洋一  東海大学, 総合医学研究所, 助教授 (40225678)

研究分担者 中村 健司  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (90253533)
三好 淳  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (80166214)
谷口 俊一郎  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (60117166)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
20,000千円 (直接経費: 20,000千円)
1995年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1994年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
キーワードトランスジェニックマウス / ジーンターゲッティング / 発がん / ras / p53 / マウス / 突然変異 / がん関連遺伝子
研究概要

本研究では、がん遺伝子、がん抑制遺伝子をジーンターゲティング法などを用いて、破壊、置換、導入を行なった。そのための方法の開発と、個体に及ぼす実際の影響を解析した。また、遺伝子の突然変異が発がんと関わっていることが、分子、細胞レベルから明らかなとなっているので、個体レベルでの検証も行なった。そのためのトランスジェニックマウスも開発した。
H-ras遺伝子欠損マウスは正常のものと差がみられなかったので、N-ras遺伝子およびK-ras遺伝子欠損マウスを作成した。N-ras遺伝子欠損マウスはやはり生存し、正常のものとこれまでのところ違いが認められない。K-ras遺伝子欠損マウスは、すべて、胎生期もしくは出生後まもなく死亡し、生存に不可欠であることがわかった。H-ras遺伝子欠損の胎児繊維芽培養細胞を用いて、いろいろな成長因子の効果を検討したところ、正常の繊維芽細胞と違いがみられず正常なシグナルトランスダクションが行なわれていることが示された。すなわち、他の遺伝子がH-ras遺伝子の機能を補完していると思われる。(分担、中村)
二段階相同組換え法の改良に成功し、マウスp53遺伝子を、ヒトのp53遺伝子や大きな欠失をもつp53遺伝子などにつぎつぎと置換することに成功し、目的としていた普遍的な遺伝子置換法をまずは確立できた。得られたES細胞からマウス個体を得て、また、交配もすることによって、p53遺伝子の生体内での機能を解明している。すでに得ていたp53遺伝子欠損マウスと、体細胞突然変異を検出するためのシャトルベクターをもつトランスジェニックマウスを交配した。その子孫を用いて、放射線照射の有無の影響も含め、突然変異の生じる頻度およびDNA変化の解析を始めた。(分担、権藤)

報告書

(2件)
  • 1995 実績報告書
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] Y. Gondo, et al.: "A novel positive detection system of in vivo mutations in rpsL (strA) transgeric mice." MutationRes.(in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] H. Yamaguchi et al. (K. Nakamura): "Dopamine D2 receptor plays a critieal rele in cell prcliferation and propicomelanocartin expression in the pituitary." Genes to Cell. (in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Y. Tokita et al. (K Nakamura): "Characterization of exciatory amino acid neurotoxicity in N-methyl-D-aspartate receptor-drpicient mause cartieal neuronales." Eur J. Neurasci.(in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] M. Masa et al. (K.Nakamura): "Specific deficit of the ON resperse in visual transmission by fargeted disraption of the mGlaR6 gene." Cell. 80. 757-765 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 権藤洋一他: "「抗交異原・抗発がん物質とその検索法」11.4DNA変異を検出する方法" 講談社 サイエンティフィク, 11 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Gondo,et al.: "Gene ieplacement of the p53 gene with the lacZ gene in mouse embryonic stem cells and mice by using two steps of homologous recombination." Biochem.Biophys,Res.Commun.202. 830-837 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] M.H.Brilliant,et al.: "One-dimensional Genome Scanning:Identification of the basis of a mouse mutation and identification of Genomic changes in ovarian carcinoma." Electrophoresis. 16. 163-167 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Gondo: "Size-selected genomic libraries:The distribution and size-fractionation of restricted genomic DNA fragments by gel electrophoresis." Electrophoresis. 16. 168-173 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Gondo,et al.: "Theoretical basis of one-dimensional genome Scanning:A direct method to identity the site of a mutation." Electrophoresis. 16. 174-178 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 権藤洋一.他: "トランスジェニックマウスを用いた環境変異原検定系の開発" Environ.Mut.Res.Commun.16. 53-65 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中村健司.他: "自在な標的遺伝子置換法" 実験医学. 11(20). 138-141 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 権藤洋一.他: "「疾患・モデルマウス」標的遺伝子組換えの新しい戦略-自在な標的遺伝子置換法" 中山書店, 6 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 権藤洋一.他: "「疾患・モデルマウス」HITECマウス:トランスジェニックマウスを用いた体細胞突然変異解析系" 中山書店, 5 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi