研究課題/領域番号 |
06280230
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
藤永 けい 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10045338)
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研究分担者 |
山下 利春 札幌医科大学, 医学部, 講師 (50167706)
澤田 幸治 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (80111128)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1994年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | ets群遺伝子 / 細胞外マトリックス分解酵素 / MMP / 転写調節因子 / トランス型転写活性化 / アデノウイルスE1Aエンハンサー |
研究概要 |
1.E1AFによる細胞外マトリックス分解酵素遺伝子(MMP)の転写活性化: 細胞外マトリックス分解酵素のプロモーターを組み込んだCATレポーターを構築し、E1AF遺伝子発現プラスミドとのcotransfection法で検討した。その結果、E1AFは3種類のMMP遺伝子 のプロモーター活性を10-20倍促進した。E1Aが間質コラーゲンを基質とするtype1コラゲナーゼ、基底膜コラーゲンを分解する92kD typeIVコラゲナーゼ、プロテオグリカンなどを分解するストロメリシンなど、細胞外マトリックス分解酵素のプロモーター活性をいづれも10-20倍、促進することを見い出した。特に、ets群転写因子による92kD typeIVコラゲナーZゼの活性は、本研究が最初である。 2.E1AF遺伝子やMMP遺伝子の発現: 細胞質RNAを抽出し、それぞれ特異的cDNAプローブを用いてノーザン法で検討した結果、浸潤/転移能が高い細胞にE1AF、および92KD typeIVコラゲナーゼ遺伝子の発現を確認した。 3.E1AF発現細胞の樹立と運動能、浸潤能の測定: 低浸潤能、低運動能のヒト乳癌細胞株に、E1AF発現プラスミドとG418マーカー遺伝子をcotransfectionし、G418耐性を利用してE1AF発現細胞株を分離した。細胞の運動能と浸潤能はフィブロネクチンをchemoattractantに使い、それぞれTranswellチャンバーとMatrigelinvasionチャンバーを用いて測定した。その結果、E1AF発現細胞に運動能と浸潤能の増大が見られた。。つまり、E1AF遺伝子のトランスフェクションによって、ヒト乳癌細胞を運動能ち浸潤能が高い細胞に変換できた。
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