研究課題/領域番号 |
06280245
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 埼玉県立がんセンター |
研究代表者 |
藤木 博太 埼玉県立がんセンター, 研究所, 所長兼部長 (60124426)
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研究分担者 |
原 栄一 埼玉県立がんセンター, 研究所・生化学部, 主任研究員 (30164990)
小森 敦正 埼玉県立がんセンター, 研究所・血清ウイルス部, 研究員 (50234901)
岡部 幸子 埼玉県立がんセンター, 研究所・血清ウイルス部, 研究員 (10270604)
末岡 榮三朗 埼玉県立がんセンター, 研究所・血清ウイルス部, 研究員 (00270603)
神津 知子 埼玉県立がんセンター, 研究所 血清ウイルス部, 研究員 (60161874)
菅沼 雅美 埼玉県立がんセンター, 研究所 血清ウイルス部, 研究員 (20196695)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
28,800千円 (直接経費: 28,800千円)
1996年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1995年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1994年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | オカダ酸 / TNF-α / TNF-αトランスジェニックマウス / TPA / 内因性発がんプロモーター / protein phosphatase / 発がん抑制物質 / TNF-αプロセシング / transgenicマウス / tautomycin / ミクロチスチン / ノジュラリン / コードファクター |
研究概要 |
従来の化学物質による発がんプロモーションとTNF-αとの関連を明らかにし、一方ではTNF-αがヒト発がんの際に、いろいろな臓器での内因性発がんプロモーターとして作用することを証明する。この結果をもとに、潜在的腫瘍細胞が良性腫瘍へとクローナルに増殖するヒト発がんプロモーションの機構を生化学や分子生物学のレベルで解析し、その阻害の方法を導き出すことを目的とする。 1. ラット肝の発がんプロモーターであるノジュラリンのi.p.投与は、肝にTNF-αmRNAの発現を誘導した。肝には発がんプロモーション活性を示さないTPAのi.p.投与は、肝にTNF-αmRNAを発現しなかった。TNF-αmRNAの発現に発がんプロモーターの臓器特異性がうまく反映されていると思われた。 2. 肺胞II型上皮細胞にTNF-αを発現するトランスジェニックマウスは、間質性肺炎を生じ、ヒトのidiopathic pulmonary fibrosis(IPF)によく類似した病理組織像を示した。しかし、NNKの処理にかかわらず、50週が経過しても、肺腫瘍は生じなかった。 3. 発がんを抑制する化合物につき、TNF-αの産生抑制機構を調べると、発がんプロモーターとレセプターとの相互作用の抑制、TNF-αmRNAの発現の抑制、TNF-αの前駆体が酵素的切断を受ける反応の抑制などいろいろなステップの抑制が含まれていることが見出された。 4. 10個のcanventol類縁化合物につきIPI indexを指標として、蛋白イソプレニール化の阻害を表した。
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