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神経線維腫症第2型関連の4;22染色体転座切断点の解析と、その腫瘍発生機構

研究課題

研究課題/領域番号 06281223
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

池内 達郎  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (90041839)

研究分担者 斎藤 深美子  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (10158917)
吉田 光明  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (60182789)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1994年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード神経線維腫症第2型 / 染色体転座 / 第22番染色体 / NF2遺伝子 / 転座切断点 / 遺伝子マッピング / FISH / 腫瘍発生機構
研究概要

1.神経線維腫症第2型(NF2)の1症例に先天性の相互転座t(4;22)(q12;12.2)を見いだし,NF2候補遺伝子が座位する22番染色体上の転座切断点の解析と、本症例由来の神経線維腫における突然変異の解析を行った.
1)t(4;22)転座切断点(22q12.2)は、NF2候補遺伝子の第14と15エキソン間にあることを認め、候補遺伝子が確かにNF2遺伝子であることを立証した。
2)本症例に発生した2個の神経線維腫(聴神経鞘腫、脊髄神経腫瘍)組織のmRNAからNF2遺伝子のcDNAを合成し、突然変異の有無を検索した。正常体細胞にみられる転座切断点を確認し、さらに第10から第16エキソン間をシーケンスしたが、これまでに第2の突然変異は見つかっていない。現在、5'側を検索中。
3)本症例と両親に由来したリンパ芽球細胞株からmRNAを抽出し、転座切断点をはさむプライマーを設定してPCRを行った。その結果、転座保因者である患者と父親におけるNF2遺伝子の発現量は核型正常である母親より半減していることを確認した。
2.NF2と精神遅滞を伴い22番染色体長腕に微小欠失del(22)(q11.23 q12.2)を有する症例において、FISH法による欠失領域の同定を行った。すなわち、我々がすでに22q上に領域マッピングしたプラスミドDNAクローンの103種のうち、NF2に近接した2個のクローンが確かに欠失していた。同時にこのことから、プローブとして使用したクローンDNA複数個の配列順序の決定にも役立てることができた。
3.粘膜様軟骨肉腫に特異的転座と思われる22番染色体関連のt(9;22)(q22;q12)を見出した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Arai, E, Ikeuchi, T,& Nakamura, Y.: "Characterization of the translocation breakpoint on chromosome 22q12.2 in a patient with neurofibromatosis type2 (NF2)." Human Molecular Genetics. 3. 937-939 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Hirabayashi, Y., Yoshida, M.A., Ikeuchi,t., et al.: "Translocation (9;22): A recurrent chromosome abnormality in extraskeletal myxoid chaondrosarcoma." Cancer Genetics and Cytogenetics. (in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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