研究課題/領域番号 |
06281227
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
長谷川 明 岐阜大学, 農学部, 教授 (10026429)
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研究分担者 |
石田 秀治 岐阜大学, 農学部, 助教授 (20203002)
木曽 真 岐阜大学, 農学部, 教授 (90092931)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1994年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | がん抗原糖鎖 / シアロ糖鎖 / ガングリオシド / シアリルールイスx / シアリルールイスa / セレクチン / がん転移機構 |
研究概要 |
がん関連糖鎖抗原であるシアリルLe^xおよびシアリルLe^aがセレクチンにによる糖鎖認識が、がん転位の初期反応の一原因であることが証明されているが、前年度に引きつづき、シアリルLe^x糖鎖のうちガラクトースおよびフコース部位の役割を検討した。ガラクトース部位に関しては、そのC-2,4及び6位の水酸基をそれぞれデオキシ化したシアリルLe^xガングリオシドを、我々により開発された合成法にしたがって化学合成し、各セレクチンとの反応性を調べたところ、デオキシ化された類縁体は全てE-およびL-セレクチンとの反応性を失った。しかしながらP-セレクチンは4-デオキシガラクトース含有シアリルLe^xガングリオシドと反応した。一方フコース部分をデオキシ化したシアリルLe^xガングリオシド類縁体は、いずれもE-及びL-セレクチンにより認識されなかったが、P-セレクチンは2-あるいは4-デオキシフコース含有シアリルLe^xガングリオシド類縁体はP-セレクチンとはシアリルLe^xガングリオシド同様反応した。またフコース部分の水酸基を化学修飾した類縁体は全く全てのセレクチンと反応しなかった。 これら合成したシアリルLe^x類縁体を用いて、BI6BL6メラノーマの肺がんへの転位阻止実験を行ったところ、E-セレクチンと反応する化合物のみに強いがん転位阻止活性が認められた。今後は以上の知見を基にE-セレクチンと強く反応する糖鎖のデザイン合成を進める予定である。
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