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Q5癌抗原発現制御機構を利用した癌の遺伝子治療モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 06282216
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

江川 滉二  東京大学, 医科学研究所, 教授 (00012724)

研究分担者 馳沢 憲二  東京大学, 医科学研究所, 教務職員 (70251452)
中村 義一  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (40114590)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1994年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワードQ5遺伝子 / 転写制御 / 癌抗原 / 遺伝子治療 / アデノウイルスベクター / 組織適合抗原 / 癌細胞特異的発現
研究概要

マウスの非古典的組織適合抗原遺伝子の一つであるQ5が癌細胞に於て特異的に転写・発現され、その産物が癌特異抗原として機能することを既に明らかにしたが、このQ5遺伝子の細胞の癌化に伴う発現の機構について検討を行なった。Q5遺伝子上流のDNA断片を単離し、これをルシフェラーゼ遺伝子上流に置き、この組換えDNAをSV40T抗原遺伝子温度感受性変異体によって形質転換されたマウス繊維芽細胞株にDNAトランスフェクション法によって導入し、この細胞を高温および低温で培養することによって、遺伝子上流3.5kbpのDNA領域が悪性増殖に直接関連したいでんし発現に関与していることを明らかにした。さらにこの上流域DNAより各種に亜断片を作製し、癌細胞特異的な遺伝子転写に必要なエンハンサー領域の同定を試みた。その結果、Q5遺伝子上流-2.6--3.5kbpおよび-0.9--1.9kbpの二つの領域が癌細胞特異的転写に必要であることが明らかになった。このQ5遺伝子エンハンサー/プロモーターの支配下にH-2Kb遺伝子を置いた組換えDNAを作製して上記と同様の発現実験を行ない、更に遺伝子治療モデル実験のためにこれをアデノウイルスベクターに組み込んだ組換えDNAを作製中である。一方、この癌細胞の免疫原性強化を手段とした遺伝子治療に関連して、担癌体における抗がん免疫の抑制機構についても検討を行ない、この機構にgannma/delta T細胞が関与していることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 瀬尾尚宏,江川滉二: "Suppression of cytotexic T lymphocyte activity by γ/δT cells in tumor-bearing mice" Cancer Immunology Immunotherapy. 39. 発表予定 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 瀬尾尚宏,江川滉二: "Utelization of leucine methyl ester for the generation of hybridomas producing monoclonal antibodies sperific to tumor -associated antigens" Cancer Immunology Immunotherapy. 38. 277-280 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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