研究課題/領域番号 |
06282262
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 神戸女子薬科大学 |
研究代表者 |
馬場 嘉信 神戸薬科大学, 薬学部, 講師 (30183916)
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研究分担者 |
林 健志 九州大学, 遺伝情報実験施設, 教授 (00019671)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1994年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | キャピラリー電気泳動 / キャピラリーアレイ電気泳動 / SSCP / PCR / がん / 遺伝子診断 / レーザー蛍光検出 |
研究概要 |
本研究においては、キャピラリー電気泳動とレーザー蛍光検出装置とを組み合わせた、新規DNA解析法であるCE‐LIFシステムを開発した。さらに、このシステムとF‐SSCPを有機的に結合した高性能遺伝子診断システムを開発し、このシステムが、がん遺伝子およびがん抑制遺伝子に存在する変異および多型を高い感度で検出できることを実証した。また、キャピラリーアレイ電気泳動(CAE)開発に関する基本的検討を行った。 1.昨年度開発したキャピラリー電気泳動-レーザー蛍光検出システム(CE‐LIF)を用いて、F‐SSCP解析を行った。 2.がん遺伝子あるいはがん抑制遺伝子の変異および多型を検出するための最適条件を検討した。その結果、100塩基程度のDNAであれば30分で変異を検出することに成功した。また、異なる種類の蛍光試薬がDNAの泳動挙動に与える影響を調べた。以上の検討によりCE‐LIFとF‐SSCPを結合し、CE‐LIFの迅速さ、高感度さとF‐SSCPの簡便さを兼ね添えたがんの高性能遺伝子診断システムを開発した。 3.キャピラリーアレイ電気泳動(CAE)を開発するために必要な、装置の基本的設計とゲル充填キャピラリーの大量調製法の開発を行い、来年度以降におけるCAEシステム開発のための基本的検討を行った。 これらの成果は、がんの遺伝子診断を高速化・高精度化する上で重要な貢献をなすものである。以上の研究成果を基礎に、F‐SSCPとCE‐LIFを有機的に結合した新しいがんの遺伝子診断システムをさらに高速化・高精度化するための実験条件の検討を行う。さらに、このシステムを発展させて、多数のがん遺伝子・がん抑制遺伝子を同時に解析できるCAEシステムを開発し、F‐SSCPと組み合わせ多数の遺伝子の多型を同時に検出できる超高速遺伝子診断システムを確立するための基礎実験を行う。
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