研究課題/領域番号 |
06283213
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西川 伸一 京都大学, 医学研究科, 教授 (60127115)
|
研究分担者 |
小川 峰太郎 京都大学, 医学研究科, 助手 (70194454)
國貞 隆弘 京都大学, 医学研究科, 講師 (30205108)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
44,000千円 (直接経費: 44,000千円)
1995年度: 22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
1994年度: 22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
|
キーワード | PDGFRβ / PDGFRα / Flk2 / モノクローナル抗体 / 無血清培養法 / fyn / ES細胞 / Flk1 / RTK / C-kit / C-fms / flk1 / flk2 / B前駆細胞の細胞周期 / キナーゼ活性 |
研究概要 |
1、PDGFRβの機能を抑制するモノクローナル抗体を作成し、昨年度に樹立したPDGFRαの機能抑制抗体と合わせて、様々な組織発生におけるこれらの受容体の機能とそのヒエラルキーを明らかにした。特に、腎臓においては異なる間質細胞がそれぞれの分子を発現していることを明らかにした。実際、これらの抗体を投与するとPDGFRβでは糸球体の発生傷害が起こり、PDGFRαでは集合管の発生異常が誘導されることを明らかにした。 2、Flk2の機能を抑制するモノクローナル抗体を作成し、この受容体がB細胞分化の最も初期段階に発現されていることを明らかにした。 3、昨年度に樹立したプロB細胞の無血清培養法を用いて、fynがリンパ球分裂時のlate telophaseの分裂溝形成を進める必須の分子であることを証明した。また、この機能と関連して、実際fynが分裂細胞の分裂面に局在することを明らかにした。 4、ES細胞やprimitive ectoderm等の全能性の細胞が造血系へと分化できる培養系を樹立し、この系で、血液細胞への運命決定にBMP-4が作用していることを明らかにした。 5、血管・造血系へ運命づけられた中胚葉細胞をFlk1分子の発現で特異的に検出できることを明らかにした。
|