研究課題/領域番号 |
06301040
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 帝京大学 (1995) 国立教育研究所 (1994) |
研究代表者 |
樋口 信也 帝京大学, 文学部, 教授 (40132691)
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研究分担者 |
笹森 健 青山学院大学, 文学部, 教授 (60082632)
加藤 幸次 上智大学, 文学部, 教授 (00000084)
天野 正治 筑波大学, 教育学系, 教授 (50000055)
井上 星児 広島大学大学院, 国際協力研究科, 教授 (70223253)
梶田 美春 国立教育研究所, 生涯学習研究部, 室長 (30110092)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 国際理解教育 / グローバル教育 / ユネスコの国際教育 / 多文化教育 / 環境教育 |
研究概要 |
本研究は、1994年に刊行した科学研究費補助総合研究(A)報告書「国際理解教育の理論的枠組と学習内容に関する国際的比較研究」で得た研究課題を具体的に展開させたものである。その内容は次のとおりである。 「米国のグローバル教育:Social Education誌にみる研究・実践の傾向と示唆」(魚住忠久)は、全米社会科協議会の学会誌掲載のグローバル・国際教育関連教材を分析した。そして、いかなる領域が学習対象となっているのか、1985年から94年まで10年間の動向を明らかにしている。 また、「アメリカ合衆国のグローバル・国際教育の教員研修」(石坂 和夫)は、ミシガン州教育委員会が1990年に開発した「グローバル・国際教育のガイドライン」の枠組みを明らかにしている。 「ビクトリア州(豪州)における環境教育カリキュラム:社会と環境の学習を中心に」(笹森 健)は、同州のカリキュラム政策と環境教育政策、具体的には「社会と環境の学習」の内容を明らかにしながら、学校の実践例を紹介している。 「ユネスコの国際教育の新しい動向」(溝上 泰)は、ユネスコ第44回国際教育会議(1994年)以後の新しい動きを明らかにしている。同会議の宣言によれば、「国際教育」は、「文化的アイデンティティの多様性と豊かさを学習することによって、寛容の精神、人権尊重、民主主義について学び、それらを実践する場所とならなければならない」と主張している。そのため、特に人権、人間的価値と文化の領域において、公正で正確な教材の開発が必要である。 なお、「ドイツにおける国際教育の教材の開発」(天野 正治)、さらに「我が国における国際理解教育の実践事例と教員研修」(樋口 信也)(櫛引 宏)も含まれている。
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