研究課題/領域番号 |
06301048
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
滿田 郁夫 (満田 郁夫) 明治学院大学, 文学部, 教授 (50062138)
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研究分担者 |
竹内 栄美子 千葉工業大学, 人文系, 専任講師 (00236415)
横手 一彦 長崎総合大学, 工学部・共通教育センター, 助教授 (60240199)
島村 輝 女子美術大学, 芸術学部, 助教授 (90216078)
丸山 珪一 金沢大学, 経済学部, 教授 (50019262)
杉野 要吉 早稲田大学, 教育学部, 教授 (80079417)
加藤 典洋 明治学院大学, 国際学部, 教授 (00185860)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 中野重治の文学 / 中野重治と戦後文学 / 中野重治と戦後思想 / 中野重治と戦後の政治 / 中野重治と世界文学 / 戦後文学 / 戦後思想 / 戦後の政治 / 中野重治との文学 / 戦後政治 / 中野重治 / 中野重治戦後日記 |
研究概要 |
ほぼ月一回のペースで在京メンバーを中心に集まり、未整理のまま残されている中野重治の戦後日記を、科研費交付以前の準備期間から合わせ、平成六年度には1953〜57年分、平成七年度には63〜68年分、平成八年度には69〜71年分を解読し、電文化し、註を付した。また地方在住のメンバーとともに、数度にわたって合宿研究をおこなった。日記の残りあと7年分を解読し、打ち込むこと、これまで打ち込んだ分を整理し、註を増補し、印刷して発表する準備をすることが今後の仕事として残った。 公刊のための準備として、1963年までの日記本文を収める「中野重治戦後日記」第一稿第一部および第二部を作成した。その分量は現在までA5判全444ページである。これは第五部まで作成の予定、総ページ数は1500ページに達すると予測される。それを何回か改稿して整備する。 中野重治総合年表は、A5判を上下二段に割り、上段に入れた松下裕作成の年譜、および年譜補正を、日記、手紙、その他の資料で増補し、下段に作品年表と註を入れ、関連事項を入れるという形で進めているが、目下第四稿の途中にある。これも総合的に調整し、日記および下に述べる「書簡集」と照応させるのは、今後の課題である。 中野重治宛諸家書簡を遺族から借り受け、コピーして整理した。これらを読み取って、日記・総合年表の中に取り入れていくのは今後の作業である。これも解読次第順次電文化してデーターベースとしたい。なお、それ以外の書簡の収集も引き続き行った。その一部は中野重治の会機関紙・『梨の花通信』に発表された。 これまでに発表された書簡を上の中野重治宛諸家書簡と共に、「往復書簡集」としてまとめ、「日記」「総合年表」とともに三本の柱として、相互照応させること、が今後の課題となる。
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