研究課題/領域番号 |
06301052
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
久保内 端郎 東京大学, 教養学部, 教授 (90017624)
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研究分担者 |
松本 博之 豊田工業大学, 教授 (70069251)
小川 浩 東京大学, 教養学部, 教授 (90029736)
吉野 利弘 立教大学, 文学部, 教授 (50147930)
佐藤 修二 中央大学, 文学部, 教授 (50055175)
野口 俊一 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10020083)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
1995年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1994年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 中世英語英文学 / 英語史 / 写本テクスト研究 / Beowulf / Chaucer / テクスト・データベース / コンコーダンス / 中世英語英文学研究業績リスト / 古英語 / 中英語 / データベース |
研究概要 |
[1]拠るべきテクストと言語の問題の研究。Beowulf,Chaucerを中心に、関連作品を含めて綜合的基礎研究を進めその成果をText.and Language : Beowulf,Chaucer and Related Works 1にまとめ平成7年度末公刊した。学会他での研究成果の発表は、日本英文学会第67回大会(7.5.筑波大学)のシンポジウム(吉野司会)において吉野、小川が、同学会第68回大会(8.5.立正大学)のシンポジウム(久保内司会・高宮司会)ではそれぞれ久保内とScahill、高宮と松田が報告した。写本テクストの厳密な読みと、さらに句読点などの問題や写本の作成段階に対する議論が、今後の中世テクスト・言語研究に不可欠であることを主張するもの。佐藤編のBack to the Manuscripts(CMES Occasional Papers 1)は、1992年の日本中世英語英文学会におけるケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・コレッジ図書館写本研究班との共同シンポジウムの発表原稿に基づいているが、今期における本研究課題の研究成果も収録されている。ポーランドAdam Mickiewicz大学J.Fisiak教授を迎えて開催の国際会議「京都英語史研究者会議」(7.11.3-4同志社大学)では久保内、小倉が、小倉はまたIMC大会(7.7.Leeds),日本英語学会大会(7.11.東京学芸大学)等において発表した。このほか高宮が伊Peru-gia(7.4),丁抹Roskilde(7.7)において研究成果の発表を行った。 [2]写本、刊本テクストの電子テクスト化とコンコーダンス。松本編のThe Destruction of Troyコンコーダンスの完成を見たほか、Variorum Beowulfについては、原写本との一部照合が難航したものの、710-1650行の公刊準備を特殊文字のフォントの問題を除き完了した。 [3]『中世英語英文学研究業績リスト』1990-94年4年分アンケートに基づく編集作業を行った。
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