研究課題/領域番号 |
06301077
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
野口 宏 関西大学, 総合情報学部, 教授 (40208327)
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研究分担者 |
井上 照幸 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (70106889)
渡邊 明 (渡辺 明) 埼玉大学, 経済学部, 教授 (20137392)
林 倬史 立教大学, 経済学部, 教授 (50156444)
須藤 春夫 法政大学, 社会学部, 教授 (90130749)
貫 隆夫 武蔵大学, 経済学部, 教授 (40061410)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
16,400千円 (直接経費: 16,400千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1994年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
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キーワード | インターネット / オープンネットワーク / 電子商取引 / グローバリゼーション / バーチャルカンパニ- / ホワイトカラー労働 / メディア融合 / 情報化政策 / 情報ネットワーク / マルチメディア / リエンジニアリング / 多品種化 / 情報通信産業 / 情報スーパーハイウェイ / 産業構造 |
研究概要 |
1.本研究の目的は(1)情報ネットワークの国際的形成過程の分析(2)企業組織の情報ネットワーク化の過程の分析(3)産業構造の情報ネットワーク化の過程の分析(4)情報ネットワーク化を媒介とする現代資本主義の変容の分析の4つである。 2.研究成果報告書の主要な内容は、インターネットを基軸に21世紀に本格化する情報化の最新段階の分析を提示したことである。全体としては情報ネットワークと産業の関わり(1章)の分析に示されるほか、上記の各目的に照らせばつぎのとおりである。 3.情報ネットワークの国際的形成過程に関しては、日本企業のグローバル・ネットワーク(4章)研究開発の国際的ネットワーク(6章)アメリカの新通信法をめぐる流れ(9章)の各分析に示されている。 4.企業組織の情報ネットワーク化に関しては、企業の戦略的提携と知識ネットワーク(2章)生産システムの変容とバーチャル・カンパニ-(3章)ホワイトカラー労働の変容(5章)企業間ネットワーク(7章)の各分析に示される。 5.産業構造の情報ネットワーク化に関しては、デジタル化のメディア産業への影響(8章)、情報化政策の新動向(10章)の各分析に示されている。 6.情報ネットワーク化による現代資本主義の変容に関しては、ポスト・フォーディズムと質的な豊かさ(1章)、知識に基づく資本主義(2章)知的所有権戦略の変容(11章)の各分析に示されている。 7.本研究の実施計画は(1)システム、企業組織、産業社会、現代資本主義論の4つの研究グループを設置する(2)研究者間情報ネットワークを構築、活用する(3)研究資料のデータベース化を進める、の3点に集約されるが、おおむね所期の計画を達成した。 8.本研究の目的からいえば、金融、流通および電子産業の分析が不可欠であるが、まだ検討は不十分であり、今後この領域の研究に力を注ぐとともに、時期を失せずに出版して成果を世に問う計画である。
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