研究課題/領域番号 |
06302010
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井川 満 大阪大学, 理学部, 教授 (80028191)
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研究分担者 |
岩崎 敷久 京都大学, 理学研究科, 教授 (70027374)
上見 練太郎 北海道大学, 理学部, 教授 (10000845)
望月 清 東京都立大学, 理学部, 教授 (80026773)
中尾 慎宏 (中尾 愼宏) 九州大学, 数理学研究科, 教授 (10037278)
一瀬 孝 金沢大学, 理学部, 教授 (20024044)
西谷 達雄 大阪大学, 理学部, 教授 (80127117)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 偏微分方程式 / 散乱理論 / 地震波 / 逆問題 / 弾性方程式 / 適切性 / 非線型現象 / 散乱 / シュレ-ディンガー作用素 / 波動方程式 / 散乱核 / 極 |
研究概要 |
この科学研究費補助金により、我々は、中規模と、小規模の研究集会を開催し積極的な討論を行い、現在の研究の進展状況に関する情報交換と、これからの研究の動向を探った。 本科学研究費補助金による研究課題は偏微分方程式論の研究の内でも、日常的問題に関わる分野を中心に総合的な研究を行った。その具体的方法としては、それぞれの課題を各分担者が中心となって中規模の、あるいは小規模の研究集会を開催し討論を繰り返して理論の発展を図った。 特に、若手の研究者のエネルギーを有効に用いるために、若手を中心とした研究集会に力を入れて、運用した。また、散乱理論とその応用に関しても力を注ぎ日本の数学者で散乱論とその応用を研究している人を集めて、情報交換と共にこれから、どのような問題をどのように研究していくかを熱心に討論した。それと同時に、日本において問題の重要性に比して研究者の数が圧倒的に少ない現状を鑑み、偏微分方程式論研究者の中から、また大学院生の中からこの問題に取り組む人を生み出すべく、これらの研究集会に参加してもらった。 この研究課題は2年間に亘って行われたが、その一年目の終わり近くに神戸大地震が起こった。我々は、この地震波の逆問題も重要な課題として考えてきた。勿論数学理論としての研究が中心課題ではあるが、この数学的理論の研究の発展が自ずと、地学や地震学との交わりを深めることにより、実用的意味を持つまでに発展する事が望まれる。今後、数学研究者の枠を越えて、工学、地学などの研究者と理論と実際とをつきあわせつつ研究を進めることができるようその機会を求めている。このような、課題がもう少し大規模に、分野を越えて共同研究ができるようになることを願っている。
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