研究分担者 |
一瀬 孝 金沢大学, 理学部, 教授 (20024044)
鵜飼 正二 東京工業大学, 情報理工学研究科, 教授 (30047170)
梶谷 邦彦 筑波大学, 数学系, 教授 (00026262)
加藤 順二 東北大学, 理学研究科, 教授 (80004290)
倉田 和浩 東京都立大学, 理学部, 助教授 (10186489)
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研究概要 |
微分方程式の研究は多岐にわたるが、本研究組織はそれらの中で特に物理、工学とのかかわり、あるいは応用を意識して、課題達成に努めた。そのために組織内の研究交流にとどまることなく、代表者,分担者および関数方程式分科会メンバーによる研究集会を企画、運営また援助してきた。このなかで我々は次の3点に留意し、これらの研究集会が本組織の研究目的に沿う成果をあげるように努めた。 1.応用数学,応用物理,数値解析,情報科学等の関連分野の研究者連との交流をすすめる。 2.若手の研究者,特に大学院生,の研究発表を歓迎し,そのための支援を行う。 3.日本に滞在中の外国人研究者に研究会参加を積極的に呼びかける。この2年間に23の研究集会が行れたが、その多くは関連他分野の研究者との交流の場となり、300を越える研究発表が行れたが。そのうち大学院生,滞在外国人研究者のものがそれぞれ30に及んでいる。 その他にも本研究組織は日本数学会主催のInternational Research Instituteなどの研究集会への参加支援や,個別の研究連絡等に対する支援なども、若手研究者を中心に可能なかぎり行った。 これらの活動を通して「微分方程式の解の構成と応用」にかかわる実ある研究成果が得られたが,それらについては研究成果報告書に細述した。この2年間の代表者・分担者の研究成果も30を越える論文となっているが、その中にはプラズマ物理,量子論,流体,力学系,化学反応など応用上も興味深い結果が得られている。
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