研究課題/領域番号 |
06302047
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
足立 格一郎 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (70184182)
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研究分担者 |
赤木 寛一 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (30150965)
風間 秀彦 埼玉大学, 工学部, 助手 (40008868)
東畑 郁生 東京大学, 工学部, 教授 (20155500)
清水 正喜 鳥取大学, 工学部, 助教授 (00115859)
森脇 武夫 広島大学, 工学部, 助教授 (00166456)
藤原 東雄 徳山工業高等専門学校, 教授 (50099868)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 高温環境 / 軟弱粘土 / 微視的構造 / 年代効果 / 温度履歴 / 廃棄物周辺地盤 / 既往の研究調査 / 間隙177水の化学分析 / 間隙水の化学分析 / 高温履歴 / 圧密特性 / せん断特性 / 物理化学的性質 |
研究概要 |
本研究では、高温環境下におかれた軟弱粘土の挙動を解明するとともに、高温環境下におかれた軟弱地盤で生じる様々な工学的な問題を解決するために、次の4項目を中心に研究を行なった。 (1)当該テーマに関連する国内・外の既往の研究内容を詳細に調査する。 (2) 主として従来から用いられている土質試験法を利用し高温環境下の軟弱粘土の巨視的挙動を明らかにするとともに、その原因となる粘土粒子の微視的構造を究明する。 (3)粘土の年代効果について、そのメカニズムを解明するとともに、年代効果を持つ粘性土の室内再現方法及び再現効果の評価方法を検討する。 (4)温度履歴を受けた自然粘性土地盤に関し、温度履歴の程度及び地盤の変形・強度特性に及ぼす影響を調査・解析する。具体的には、生石灰杭打設地盤、廃棄物周辺地盤、ごみ埋立地盤、温泉地帯地盤などである。 既往の研究調査では、関連する約300件の文献を調査・分析した。これらの文献は、キーワードを中心に検索が可能なように整理したが、同時に、様々なソフトウェアで文献検索が自由に行えるように、文献データをテキストファイルに収録しデータベースの構築を行った。 高温環境が粘性土の諸特性に及ぼす影響についての研究では、粘性土の圧密挙動への影響を中心に検討を進めるとともに、間隙水の化学分析や土の微視構造の究明を試みた。 不撹乱自然粘土の年代効果についての研究では、年代効果メカニズムの検討を行った後、その年代効果を室内で再現する方法として、高温で再圧密する方法と化学的固結物質を混合する方法を検討し、さらに年代効果再現の評価方法を研究した。
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