研究分担者 |
坂井 卓 九州大学, 理学部, 助手 (70128023)
松川 正樹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30127914)
木下 修 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (80079087)
平野 弘道 早稲田大学, 教育学部, 教授 (00037293)
君波 和雄 山口大学, 理学部, 教授 (20127757)
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研究概要 |
本総合研究の研究期間中の成果を次のようにまとめることができる。 1.研究資料の収集と整理 ユーラシア大陸東縁域と原始太平洋境界域における白亜紀環境変化に関する現在の研究段階を示す資料を収集し,それを地域ごとにまとめて本総合研究の基礎資料として出版した。 2.白亜紀の生物の多様性の解析 アジア-太平洋地域とその関連地域の陸と海の生物の生態系,生物相の変遷,生層序と広域対比,等に関する研究のまとめを行った。 3.地域研究 西南日本内帯の豊西層群,関門層群,手取層群;西南日本中軸帯の御船層群,大野川層群;西南日本外帯のうち九州・四国・関東山地の四万十帯白亜系;北海道の蝦夷超層群について層序学的・堆積学的研究を実施した。 研究のまとめ 白亜紀のイベント的地質現象に注目して,生物の多様性,大規模火成活動,海洋プレート沈み込み方向の変化,海嶺の沈み込みの影響,堆積盆地の起源と発達,等を中心に事例をまとめることができた。 5.出版物 研究経過について,平成6年度に1回,平成7年度に2回のニュースレターを発行した。また,ニュースレター特別号として東・南アジア地域の白亜系に関する基礎資料を出版し,国際的に好評を得ている。
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