研究課題/領域番号 |
06304014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
蚕糸・昆虫利用学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
武井 隆三 信州大学, 繊維学部, 教授 (80021161)
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研究分担者 |
梶浦 善太 信州大学, 繊維学部, 助手 (10224403)
中垣 雅雄 信州大学, 繊維学部, 助教授 (70135169)
柳沼 利信 名古屋大学, 農学部, 講師 (60135332)
河口 豊 九州大学, 農学部, 助教授 (80038306)
小林 正彦 東京大学, 農学部, 教授 (60162020)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1994年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | sorbitol dehydrogenase / l-mo / Bombyx mori / Antheraea pernyi / Antheraea yamamai / e.m.i / colleterial gland / vitellogenin / Sorbitol dehydrogenase / 1-mo遺伝子 / emi遺伝子 / サイクリン / 1-mo モザイク致死 / 矮小卵遺伝子emi / ビテロジェニン / ビテリン / カイコ / 貯蔵6量体タンパク質 / E^<nk>突然変異 / ソルビトール脱水素酵素 / Ge大卵遺伝子 |
研究概要 |
カイコ休眠卵の低温処理によって誘導されるsorbitol dehydrogenase(SDH)遺伝子発現の分子機構を解明するため、10kbに及ぶSDH遺伝子が単離れた。その遺伝子は8個のexonと7個のintronから構成され、休眠卵では翻訳開始点より5'上流356bpから転写され、幼虫脂肪体では5'226bpから転写されることが判明した。このことは選択的プロモーターの使用を示している。 Cre系統(T (W : 2) p^<sa>,re)において1‐moi遺伝子をモに持つ雌は接合体と半数体性の雄性単為発生核とのモザイク卵を混産し、この蛾区の卵がすべて胚子期に致死する。この1‐mo遺伝子は19遺伝子連関群に所属すると考えられた。 カイコ矮小卵遺伝子emiは劣性で第12連関群9.5位に占座し、卵サイズを小さくして卵重や卵黄タンパク質含量を低下させるが、受精や孵化は正常に行う。emi卵の精孔を形成している花弁状構造が少なく、個々の花弁が大きくなっていた。後極部には最も小瘤が密に集合した卵殻推積構造が観察されるが、emi卵では個々の小瘤が異常に大型化していた。また、背面と腹面部の小瘤はやや偏平にして大きく、不定形となっていた。 天蚕・柞蚕の卵は鱗翅目昆虫の中で最大であり、これらの産下卵を保護する膠質腺分泌物中のタンパク質を電気泳動で調べた。天蚕、柞蚕、シンジュサン、ヒメヤママユガ、クスサン、ウスタビガ、クロウスタビガ及びカイコの膠質腺分泌タンパク質はそれぞれ大きく異なっていることが明らかになった。膠質腺はカイコを除いて1本の細長い枝条部に袋状部が連結した形態であった。
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