研究課題/領域番号 |
06304018
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉本 隆成 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
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研究分担者 |
松宮 義晴 東京大学, 海洋研究所, 教授 (10100885)
河村 章人 三重大学, 生物資源学部, 教授 (10111163)
川口 弘一 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40013586)
大谷 清隆 北海道大学, 水産学部, 教授 (40001606)
有賀 祐勝 東京水産大学, 水産学部, 教授 (10017022)
内藤 靖彦 国立, 極地研究所, 教授 (06304018)
中田 英昭 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60114584)
青木 一郎 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40114350)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
1995年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1994年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 海洋生物資源 / 長期変動 / モデリング / 黒潮 / 親潮 / 地球環境 / プランクトン / GLOBEC / 地球環境変化 / 海洋生態系変動 |
研究概要 |
地球規模の気候や海洋環境の変化が進行する中で、水産資源を持続的に有効利用・管理していくための手法開発の生態学的な基礎を築くことを目的として、数年〜数十年規模の温暖化や寒冷化現象の影響が現れやすいと考えられる黒潮沿岸境界域、黒潮・親潮移行域、および南極海、ベーリング海などを主な対象にしながら、既存のデータを用いてそれぞれの海域におけるプランクトン、マイクロネクトンから魚類に至る生態系の応答の仕方について解析を進め、またそのような生態系変動を考慮した資源変動予測や資源管理のためのモデル化手法の検討を行った。その結果、以下について新たな知見が得られた。 1)黒潮海域ならびに黒潮・親潮移行域から親潮水域にかけての西部亜寒帯北太平洋域におけるクロロフィル濃度、植物・動物プランクトンの生物量と生産、微小動物プランクトン群集などの長期変動の実態、気候変動や親潮の南下状況など海洋変動との対応関係、2)黒潮海域における中深層性ハダカイワシ類の生物量や組成の長期変動の実態、3)黒潮沿岸海域におけるイワシ類の卓越種交替の実態ならびに黒潮離接岸変動との対応関係、4)ベーリング海東部の気象や海況の変動がスケトウダラ稚仔の餌環境や生残に及ぼす影響、5)南極海におけるアデリーペンギンの個体数変動とその要因、とくに餌の豊度や海氷環境との関係、6)東京湾における低次生産の長期変動、とくに富栄養化との関連、7)資源変動予測、資源管理へのニューラルネットワーク手法や最適変換法などの応用の可能性ならびにその有用性。
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