研究課題/領域番号 |
06304019
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
内田 有恆 (1996) 京都大学, 農学部, 教授 (50027190)
石田 祐三郎 (1994-1995) 京都大学, 農学部, 教授 (20026488)
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研究分担者 |
今井 一郎 京都大学, 農学研究科, 助教授 (80271013)
深見 公雄 高知大学, 農学部, 助教授 (30181241)
芝 恒男 水産大学校, 製造学科, 助教授
坂田 泰造 鹿児島大学, 水産学部, 教授 (10041724)
菅原 庸 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80024826)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
18,900千円 (直接経費: 18,900千円)
1996年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1995年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1994年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
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キーワード | 殺藻細菌 / 赤潮原因藻 / Heterosigma skashiwo / Gymnodinium mikimotoi / 宿主特異性 / Cytophaga / Alteromonas / 分子分類 / Heterosigma akashiwo / 赤潮 / Heterosigmaakashiwo / RFLP / DNA / algicide / red tide / phytoplankton / killer bacteria / 16SrRNA |
研究概要 |
内田、吉永は、8年度も引き続き広島湾え発生したHeterosigma akashiwoの消滅過程に関与する殺藻細菌の動態を遺伝子レベルでRELP手法を用いて追跡し、一定の殺藻細菌群が優勢になることを見いだした。また、それらの細菌が細胞外へ酵素を出すことにより溶藻していることを明らかにした。 今井は、殺藻細菌の攻撃対象の赤潮原因藻に特異性があるかどうかを詳細に検討した。 菅原は、五か所湾におけるGymnodinium mikimotoi赤潮を殺藻する能力のあるAlteromonas属細菌をみつけ、その殺藻機作を明らかにした。 深見は高知県浦の内湾でのG. mikimotoi赤潮を殺藻する細菌Flavobacterium sp. 5N-3株を分離しその殺藻活性物質が低分子であることを明らかにした。 芝は、有明海の珪藻赤潮を殺藻する細菌を分離するとともにそれらがCytophage属に属するが、種レベルでは広く異なっていることを分子分類法を用いて明らかにした。 近藤は、徳島沿岸からA. tamarenseを殺藻する細菌を多数分離し、それらがFlavobacterium, Moraxella, Pseudomonas-Alteromonas属とかなり多岐に分類されることを明らかにした。 坂田は、鹿児島湾から分離した珪藻を殺藻する細菌について、それらがSaprospira属およびAlteromonas属に属する微生物であることを示し、その殺藻操作を検討した。
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