研究課題/領域番号 |
06304042
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
河合 幹 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学第2講座, 教授 (50064788)
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研究分担者 |
夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (90183532)
重松 知寛 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (50085792)
榎本 昭二 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (40013940)
大橋 靖 新潟大学, 歯学部, 教授 (30013874)
小浜 源郁 札幌医科大学, 歯学部, 教授 (80014009)
幸地 省子 東北大学, 歯学部, 助教授 (30005045)
手島 貞一 東北大学, 歯学部口腔外科学講座, 教授 (50005089)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
1995年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1994年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 母体環境 / 全国調査 / 喫煙 / 緑黄色野菜 / 母体環境要因 / 出現率調査 |
研究概要 |
口唇・口蓋裂発生と母体の環境要因について明らかにするため、日本全国13箇所の大学病院歯学部で治療を受けた患者を出産した母親947名(口唇裂268名、口唇口蓋裂435名、口蓋裂243名)をケースとして、同時期に患者と同じ性別の正常児を出産した母親の年齢、血液型などを可及的にマッチングした母親947名をコントロールとして、妊娠前期の母親の嗜好や食品の摂取を中心に解析を行った。 その結果、 1.口唇口蓋裂のケースにおいては緑黄色野菜について予備調査と同様、ほとんど毎日、緑黄色野菜を摂っている群がコントロールと比較して少なく(p<0.01)ほとんど摂っていない群で高かった(p<0.05)。 2.タバコをすっていたかどうかについて解析したところ、喫煙に関する単純なケース・コントロールとの比較では、差はなかった。 3.緑黄色野菜と喫煙の関係を見てみると、喫煙群では、全ての裂型に差がなく、喫煙によって、前述の緑黄色野菜の影響が消失した。また、非喫煙群では、口唇口蓋裂以外では、口唇口蓋裂以外に口唇裂群においても緑黄色野菜をとっていない群で発現率が高い傾向があった(p<0.05)。 本研究成果を第13回国際口腔顎顔面外科学会(第42回日本口腔外科学会総会;平成9年10月20〜24日,京都)において発表する予定である。
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