研究分担者 |
太田 喜久子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (60119378)
中島 紀恵子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (90009613)
山幡 信子 藤田保健衛生大学, 衛生学部, 教授 (20101660)
南澤 汎美 山梨医科大学, 医学部, 教授 (70010072)
高崎 絹子 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (50100607)
高間 静子 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (30020019)
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研究概要 |
本研究は,看護系大学において学部レベル,大学院レベルの老人看護学を教授している教員の共同研究者によって、老人看護領域におけるクリニカルスペシャリスト(日本看護系大学協議会では専門看護婦(士),日本看護協会では専門看護師)の指導書を作成したものである. 研究の進め方は,まず各研究者が分担して研究し,その報告書をもとに討論を行った.そして,米国などの状況を参考にしながらも,日本の老人看護の現状を研究し,これにそくしたものを作成することを目指した. 指導書の内容は,老人看護領域における看護婦の教育目標を,求められる能力として6目標示した.この目標達成のための科目を大きく3つに分けた(分野共通科目,分野専門科目,実習).分野共通科目と分野専門科目は教授内容を老人看護領域のスペシャリストの教育目標と日本の老人看護活動の場の現状にてらして研究し,中項目として整理した.また,教授内容を検討するめに,クリニカルスペシャリストの教育内容として求められる内容を精選して小項目で表した.また,実習の課題を検討して示した. 本研究の成果は,日本看護系大学協議会が提案した老人看護の専門看護婦(士)の教育カリキュラム案に活用された.また,今後各大学において研究され,コース化されるでろう修士レベルの老人看護のクリニルスペシャリストのプログラム開発を容易にし,老人看護専門看護師の認定の基準となると考えられる.さらに,プログラムの評価や指導計画,教材研究に枠組みを与え,これを発展させると考えられる.また,日本における老人看護領域の研究を系統的にかつ多面的に計画,推進する基盤となるものである.
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