研究課題/領域番号 |
06304055
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 徳光 新潟大学, 医学部, 助教授 (00111716)
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研究分担者 |
伊藤 勇夫 千葉大学, 医学部, 助教授 (10012030)
浦野 徹 熊本大学, 医学部, 助教授 (90101899)
八木沢 誠 弘前大学, 医学部, 助教授 (70003556)
三浦 豊彦 群馬大学, 医学部, 助教授 (90060508)
大和田 一雄 山形大学, 医学部, 助教授 (60101010)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
1995年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1994年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | 実験動物飼育設備 / 実験動物飼育器材 / ケージサイズ / 実験動物の適正管理 |
研究概要 |
国際ガイドラインに比較し最も遅れていたケージサイズについて、文献資料の調査、市場調査、現場視察および追加実験を加えて一応の結論を得た。 マウス、ラット、モルモット、ウサギ、イヌ、ネコ、ヒツジ、ブタについては、我々が考え出した4BS方式を基に適正なケージサイズを割出した。4BS方式とは、動物が睡眠に必要なスペースを4倍して、その広さをケージ床面積とする考え方である。これは、実験室内の実験動物の基本行動を(1)睡眠、(2)最低限度の運動、(3)摂食・飲水、(4)排泄とし、この4基本動作に1BS(1Bed space)を保障しようというものである。 各種動物の睡眠ポ-ズには色々あるが、例えばイヌでは腹ばい姿勢で寝る場合と、横に倒れて四足を横にのばして寝る仕方がある。前姿勢は最低のベッドスペース、後姿勢を十分なベッドスペースと考え、床面積を求めると、前サイズは米国ガイドラインのケージ最低値とよく一致することが分った。マウス、ラット、モルモットについては前姿勢のみとなるが、ウサギ、ネコ、イヌについては両姿勢を併用した。 一方、サルについては4足動物というよりは2足で立ち上がる場合が多く、原理的に4BS方式はなじまない。サルの種類を3つの大きさに区分し、それぞれ広く使われる種類にしぼって体型を測定し、この値を参考に適正なケージサイズを割出した。 以上の研究成果を一覧表とし、米国、カナダ、EU、イギリスの各ガイドラインと比較した表でまとめ、来る5月の国立大学動物実験施設協議会(於;筑波大)と6月に行われる第43回日本実験動物学会総会(於;新潟、会長:佐藤徳光)で関係者に報告した。
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