研究課題
基盤研究(A)
本研究最終年度は教育介入の評価の段階に入ったので、以下のように整理をしているが、調査実施が平成8年の11月であったため、集計、整理に時間を要している。〈方法〉食教育介入の方法を以下の視点より分類して評価した。1)地域性による差(千葉県・和歌山県)2)学校給食実施の有無(実施校22、未実施校12)3)教育方法(学級指導、給食時、特別活動、保健学習)4)教育内容(テーブルマット、組絵、ペ-プサート、料理絵を用いたカフェテリア方式による食品選択)これらの条件をパターン分類して1年から3年間、教育介入を実施し本年度評価を実施した。評価の対象は児童、その父母、教師で、アンケート方式による意識調査、体位状態を把握し行動の変容を評価した。〈結果〉現在までに明らかにされた結果では、体位、体格には直接的な影響は見られなかった。給食の有無による食物摂取は牛乳、野菜の摂取が未実施校い少ないことが明らかにされた。教育介入の内容と方法により、児童の食意識にわずかながら変化がみとめられ、とくに教育内容が斬新で児童の興味をそそるものでは、教室自体に活気がみられ、知識や意識に喚起に効果がみられた。方法は担任と栄養士のTTによる方法よりも効果があった。父母の行動は教職に対する意識は高まったものの、父母の食意識には変化はない。教師の食教育に対する意識は、保健学習、給食指導の役割と意識は高く、養教との連携、必要性に意識が高いが、実施となると方法、時間、内容などに対する不安感がある。
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