研究課題
基盤研究(B)
1.初年度(平成6年度)は、文献・資料等の収集・分析を行い、研究課題についての研究内容、研究規模、研究方法を検討して研究仮説を立てた。2.研究仮説に基づいて、「進路発達度検査」の予備調査を検査協力校(全国の中学校・高等学校から約40校を選定)あてに送付し、回答を求めてその結果の分析・検討を行った。3.予備検査の結果から、本検査の検査用紙を作成し、それについての検査を本検査として実施した。その結果についても分析・検討した。構成は次のとおりである。(1)中学生用「進路学習診断票」(2)高校生用「進路学習診断票」(3)中学生・高校生用「進路意識成熟尺度」(これについては、略称を「進路成熟尺度」とした。)、このいずれもが有用のものと判断できる。4.さらに、調査協力校を対象に、進路指導の評価を「進路指導活動の自己点検・評価基準」として調査を依頼し、上記の検査結果との関連等について分析した。5.開発した検査について、中学校(10校)を選定し、「進路学習診断票」と「進路成熟尺度」の縦断的調査研究を実施し、その結果をまとめた。6.「進路学習診断票」「進路成熟尺度」については、実施方法および集計や活用の仕方の説明書を作成し、参考に供することができるようにした。