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1994年三陸はるか沖地震とその被害に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 06306021
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

長谷川 昭  東北大学, 理学部, 教授 (40004460)

研究分担者 柴田 明徳  東北大学, 工学部, 教授 (30005251)
斉藤 徳美  岩手大学, 工学部, 教授 (20113855)
坂尻 直巳  八戸工業大学, 教授 (80048181)
笠原 稔  北海道大学, 理学部, 助教授 (40001846)
金澤 敏彦  東京大学, 理学部, 助教授 (30114698)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
キーワード余震分布 / 震源メカニズム / 余効変動 / 震度分布 / 地震動特性 / 地盤被害 / 建築物被害 / ライフライン被害
研究概要

1994年三陸はるか沖地震とその被害について調査研究を行った.以下に各項目毎にその概要を記す.(1)陸上の地震観測網で観測されたsP波を用いて余震の深さ分布を明らかにした.(2)震源域直上に20台の海底地震計を設置し,余震の連続記録をとることができた.更に詳細な余震の分布が得られるはずである。(3)本震の余効変動がGPSデータから検出された.(4)これらの観測事実と広帯域地震記録・地殻変動記録から推定された本震・余震の震源過程から,今回の地震の発生メカニズムのほぼ全容が明らかになった.(5)青森,岩手及び秋田各県におけるアンケート調査等により,震度の広域かつ詳細な空間分布を把握し,1968年十勝沖地震と比較検討した.さらに,八戸市及び東北各地で得られた強震動記録を解析し,地動の地域分布や地震動の破壊力特性を研究した.(6)盛土地盤の破壊や地盤の液状化現象等の調査を行い,地盤被害の実態を明らかにした.さらに道路,鉄道,港湾等の社会基盤施設の被害状況の調査研究を行った.(7)建築物の被害の状況を詳細に調査し,1968年十勝沖地震の際の被害状況と比較検討した.特に,十勝沖地震を経験した建物の今回の地震による被害状況,1981年の新耐震設計法施行以降の建物の地表に対する応答性状などについて検討した.(8)電気・水道・ガスなど,各種ライフラインについて,その被害状況,復旧状況,市民生活への影響の調査研究を行った.(9)死者2名を含む多数の負傷者が出る等の人的被害及び建造物等の多大な被害を生じた地域社会の,人的被害への対応状況,地域行政体の対応状況,地域社会の復旧過程について,社会・人文的観点から調査研究を行った.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1996-04-07   更新日: 2016-04-21  

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