研究課題/領域番号 |
06351002
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験系心理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江島 義道 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (60026143)
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研究分担者 |
利島 保 広島大学, 教育学部, 教授 (20033566)
松永 勝也 九州大学, 文学部, 教授 (10036999)
辻 敬一郎 名古屋大学, 文学部, 教授 (20023591)
河内 十郎 東京大学, 教育学部, 教授 (30083710)
中谷 和夫 専修大学, 文学部, 教授 (00026816)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1994年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 人工環境 / 環境構築法 / 知覚環境 / 行動環境 / コミュニケーション環境 / ノーマライゼーション |
研究概要 |
「人間-人工環境系」の調和を志向した科学研究を推進するためには、ハードウェアと人間との親和性や人間の知的能力の向上を支援するための知識・技術の蓄積とともに、より基本的には、人間自身の特性の解明・理解を基礎として、「人間にとって豊かさとは何か」、「人間にとって快適な環境とは何か」といった、科学研究の原点に関わる問題を探究することが極めて重要である。 本研究では、これらの基本的問題を解決するための研究計画に関して、次の項目を、調査と研究会・研究企画委員会の討議により検討した。 1.「人間-人工環境系」に見られる不調和問題の洗い出し 2.各領域に見られる不調和問題の特殊性と一般性の解析 3.不調和問題解決のための基本方略の探索 4.関係する研究領域 5.重点領域課題研究としての設立の意義・必要性・緊急性 その結果、人と人工環境との調和に関わる研究領域は、まだ発展途上であり、人間特性に関する基本的問題の検討が特に不十分であることが指摘させた。また知覚環境、行動環境、コミュニケーション環境など様々な局面での問題を解決するためには、それらを各領域の個別問題として捉えるだけでなく、一般的な問題の現れとして促えなおし、それを解決するための統一的概念基盤と方法を確立することが必須であることが明らかにされた。さらにこの領域の研究の推進は、学術的にも、社会的にも意義深いものであることが明らかにされた。この結果を踏まえて、具体的な研究計画書:平成8年度発足重点領域申請書「人と人工環境との調和に関する心理学的研究-人間性を尊重した環境構築法」と作成し、申請書を文部省に提出した。
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