研究課題/領域番号 |
06352003
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 宇宙科学研究所 |
研究代表者 |
奥田 治幸 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 教授 (50025293)
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研究分担者 |
中田 好一 東京大学, 理学部, 助教授 (80011740)
若松 謙一 岐阜大学, 教養部, 教授 (30021801)
松本 敏雄 名古屋大学, 理学部, 教授 (60022696)
祖父江 義明 東京大学, 理学部, 教授 (10022667)
辻 隆 東京大学, 理学部, 教授 (20011546)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 人工衛星 / 赤外線 / スペース観測 / 銀河系 / 星間物質 / 脱期型星 / 宇宙背景放射 |
研究概要 |
現在進行中の3つのスペース赤外線観測プロジェクトについて、関心を持つ国内の研究者を組織して研究を有機的に進めることが本研究の主目的である。 日本初の宇宙の赤外線望遠鏡IRTSは年度末の3月にSFUに搭載されて打ち上げられた。実際の観測運用は4月にかけて行われる予定であるが、観測可能な期間が約3週間に限られているために、これを最大限に有効利用するための入念な観測計画作成を東京近辺で十数回、名古屋大学で一度行った。また、IRTSの最終的な性能試験を種子島宇宙センターで行い、所期の性能が期待できることを最終的に確認した。 ISO計画に関しては今年度は一般からの観測公募が行われたため、東京と京都でISOセミナーを行い日本からの応募が盛んに行われるように努めた。その結果、日本からは50人近い研究者の合計100件を越える観測提案があり、しかもESAにおける審査の結果半数近くの提案が採択される結果となった。これらの数字はスペース赤外線観測の重要性に対して国内の研究者が強い関心を持っていること、及び赤外線における観測研究が世界的水準にあることを示している。来年度のISOの打上げが待たれるところである。 IRIS計画についてはこれまでの数年間にわたる検討結果をまとめて、正式に宇宙科学研究所に提案した結果、次期計画の一つとして高い評価を得ることができた。 IRIS計画の後に続く21世紀の将来計画に関してはまだほとんど具体化されていないが、国内の研究者に積極的な働きかけを行い赤外線分野に限らずスペース天文学全体の将来計画に関する2つの研究会を中心となって開催した。
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