研究課題/領域番号 |
06352010
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平 啓介 東京大学, 海洋研究所 (50013579)
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研究分担者 |
川辺 正樹 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40143549)
杉ノ原 伸夫 気候システム研究センター, 教授 (50090519)
永田 豊 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80011493)
鳥羽 良明 東北大学, 名誉教授 (50025277)
浅井 冨雄 広島大学, 総合科学部, 教授 (80025288)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 世界海洋観測システム(GOOS) / 国際協同研究計画(GOOS) / 北太平洋の海洋循環 / 衛星海洋観測 / 海洋の質量・熱輸送 / 海洋変動予測 / 気候変動 / 海の健康 |
研究概要 |
本研究は閉成5年度空5年計画で発足した海洋観測国際協同研究計画(GOOS)の研究連絡を目的とする。今日の人類が抱えている気候変動、人工増加に伴う食料資源、沿岸部の居住人工の集中に伴う沿岸域管理、等を解消するために、長期にわたる定常的な海洋会則とそのデータを活用することが必要である。ユネスコ政府間海洋学委員会(Unesco/IOC)は世界海洋観測システムの構築を推進している。本国際協同研究計画は、海洋のどこで、何を、どのように観測することが最も有効であるかを明らかにし、国際協同により全球的に実施することを目的としている。北太平洋の海洋循環の流量と熱輸送の評価、人工衛星データ利用による海洋情報抽出、数値シミュレーションによる海洋変動の予報、炭素循環の解明のための化学分析法の確立、音響的手法による海流と生物量の航走評価法など新しい手法の確立、の5つの課題で構成されている。 平成6年度は、淡青丸(1994年4月11-19日、1995年1月18-30日)、白鳳丸(1994年9月2-23日)による研究航海が実施された。時空間的に密な海洋海洋観測を実現するために官庁船による協力体制を連絡調整した。また、海底ケーブルによる津軽海峡の流量観測の開始、その他について連絡調整を行った。11月7、8日に研究計画参加者全員、ならびに関係者が出席するシンポジウムを東京大学海洋研究所で開催し、各研究班の進捗状況と研究成果を発表した。GOOSに関する国際的な動向、I-GOOS計画委員会(4月)、J-GOOS委員会(5月)、NEAR-GOOS(8月)等の報告があり、国際協同研究としての取り組みをはかった。11月にインドネシアで開催されたWESTPAC科学シンポジウムで、研究成果を発表するとともに国際協同研究を呼びかけた。 閉成6年度の研究成果をニュースレターにまとめ、関係の機関ならびに個人に配付した。
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