研究課題/領域番号 |
06352030
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
渡辺 興亜 国立極地研究所, 北極圏環境研究センター, 教授 (60111861)
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研究分担者 |
中尾 正義 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (90142695)
前 晋爾 北海道大学, 工学部, 教授 (80022672)
中澤 高清 東北大学, 理学部, 教授 (30108451)
本堂 武夫 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (60109494)
藤井 理行 研究系, 教授 (20125214)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 地球環境 / 気候変動 / 南極 / 氷床コア / 温室効果気体 / 物質循環 / 陸海域起源物質 / 生物起源物質 |
研究概要 |
将来予測される地球環境の大規模変動は、南極氷床に氷期-間氷期サイクルとして数回にわたり記録されており、本研究では、その詳細な実態と変動メカニズムの解明および数値モデルに関する研究計画を企画立案した。計画研究として、学問的にも社会的にも要請の高いいくつかの研究課題を選定し、研究班を組織した。研究課題の立案にあたっては、これまで行われてきた研究の評価を踏まえるとともに、こうした課題に取り組む研究班は、研究者間の効果的な連携ができる規模を考慮して組織した。研究班長会議、全体会議を通じ研究構想を検討し、7つの主要研究課題すなわち、陸海域起源物質と気温変動、生物起源物質と有機物循環、温室効果気体と気候変動、氷の物性と氷床変動、氷床の堆積過程とコアシグナルの形成,氷床コア年代の決定、大気-海洋を通しての極域物質循環を決め、その研究内容を検討した。また、こうした研究を進める上で、データネットワークの構築も検討した。このネットワークは、従来の氷期サイクルにおける古気候・古環境情報、コア解析を通じて得られる情報のデータベースを作成し、参加研究者の利用を計り、高度な研究の推進をめざすものである。さらに、研究計画全体の期間、計画研究と公募研究、経費等を検討し、平成8年度発足の重点領域研究として「氷期サイクルにおける地球環境ダイナミックス-過去203年の変動を氷床コアに探る-」をまとめ申請した。
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