研究課題/領域番号 |
06352035
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福山 秀敏 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10004441)
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研究分担者 |
藤森 淳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (10209108)
十倉 好紀 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (30143382)
佐藤 正俊 名古屋大学, 理学部, 教授 (40092225)
今田 正俊 物性研究所, 助教授 (70143542)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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キーワード | モット転移 / 異常金属相 / 超伝導対称性 / スピン・ギャップ / スピン・電荷分離 / 巨大磁気抵抗 |
研究概要 |
「モット転移」の出現が電子間の強相関のためにバンド理論が破綻を意味しており、固体電子論の理解にとっては極めて重要な意義を持っている。と同時に決して容易な問題ではない。平成7年度より重点領域「モット転移近傍の異常金属相」が発足することになっているがその研究成果を十分に上げるために、現時点での研究の状況を概観し重要な問題の把握と具体的な目標設定とその遂行予定について討議することは、これからの研究にとって大変有益である。来年度からこの研究を円滑かつ有意義な研究にし、かつそれによって大いなる成果をあげるための準備期としてこの総合研究Bを遂行した。 この趣旨に沿って11月28日(月),29日(火)の両日、静岡県焼津市に於て研究会を開催した。この研究会では、重点領域研究の研究分担者全員による現在の研究テーマの紹介、そのテーマの意義、位置づけ等の紹介があり、大変活発な、有意義な議論が行われた。これによって、「モット転移」の現象について従来得られている実験事実を整理し、各自の研究テーマの正しい位置づけが明瞭に示されることになった。 また、総括班の評価メンバーによる総合討論も行い、この重要テーマについての理解が深まった。この研究会を開催したことで閉成7年度からの重点領域研究「モット転移近傍の異常金属相」について、研究分担者各人がそれぞれの役割分担を改めて確認することが出来た。
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