研究課題/領域番号 |
06353019
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
触媒・化学プロセス
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
御園生 誠 東京大学, 工学部, 教授 (20011059)
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研究分担者 |
乾 智行 京都大学, 工学部, 教授 (60025989)
岩本 正和 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (10108342)
服部 忠 名古屋大学, 工学部, 教授 (50023172)
小野 嘉夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (10016397)
菊地 英一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90063734)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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キーワード | 特殊反応場 / 触媒化学 / 環境触媒 / ミクロポーラス反応場 |
研究概要 |
「特殊反応場の化学」とは極限的な反応条件で高機能を発揮する触媒の化学である。触媒は物質の効率的変換を可能にするキ-マテリアルであり、原料の多様化、燃料のクリーン化、資源のリサイクルに対応できる優れた触媒が必要である。もう一つの重要な触媒は環境を守るための環境触媒であり、環境触媒は特殊反応場の触媒の典型型である。 本総合研究では原子・分子レベルで活性点および高次構造を制御した固体触媒を中心にミクロポーラス反応場、擬液相等のユニークな固体反応場をフルに活用した新規な触媒設計コンセプトにより特殊反応場を構築のための具体的な研究計画を企画、策定することを目的とした。 具体的には(1)特殊反応場の触媒活性点の原子・分子レベルデザイン、(2)高次構造制御と機能複合化による特殊反応場の触媒設計、(3)特殊反応場を生かした触媒反応とそのための触媒材料、(4)特殊反応場の分子ダイナミックス・分子反応工学、(5)実条件の課題を考慮した先導的環境触媒反応の5つの調査項目を選び、基礎触媒化学から反応工学にいたる広い視点から研究、調査を行った。さらに平成6年度2回の研究会を開催しその成果を発表、議論した。これに基づいて特殊反応場、非線形性・非定常性を含む反応場の実験およびコンピューターによる解析結果を集約して次世代触媒設計のキ-コンセプトの構築を行い、極限条件下で超高速性、超選択性を発揮する次世代触媒への研究実施計画を策定した。
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