研究課題/領域番号 |
06354023
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
花岡 文雄 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (50012670)
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研究分担者 |
松影 昭夫 愛知県がんセンター研究所, 生物学部, 部長 (90019571)
真木 寿治 奈良先端科学技術大学院大学, 教授 (20199649)
堀内 嵩 大阪大学, 基礎生物学研究所, 教授 (60108644)
関口 睦夫 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00037342)
杉野 明雄 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (90231737)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | DNAトランスアクション / 遺伝情報維持 / 複製 / 修復 / 組換え / 転写 |
研究概要 |
研究代表者と研究分担者は、遺伝情報の恒常性とDNAに関わる蛋白質系の相互作用、すなわちDNAトランスアクション、の分子機構を解明するため、以下の3つに分類される研究を協力して進めた。 1)主要なDNA代謝反応である複製(杉野、真木、堀内、松影)、修復(花岡、関口、武部、田中、安井)、組換え(柴田、小川、品川)、転写(伊藤、永田、堀越)のそれぞれについて、その分子メカニズムがどこまで解明されているのか、また遺伝的支配はどのようになされているのか、等について現状を理解し、将来の方向を展望した。 2)DNAの複製、修復、組換え、転写に関わる蛋白質系が、それぞれどのように相互作用をしているのかを、個々の蛋白質成分のレベル、蛋白質複合体のレベルおよび反応全体のレベルについて検討した。 3)DNAトランスアクションが遺伝情報の恒常性維持にどのように関わっているのか、また遺伝情報が変化する際にはどう働いているのか、などを調べた。 以上の研究は、まず個々の研究者のレベルで行ない、次にその結果を持ち寄って、研究打ち合わせ会議を開いた。また重点領域研究「遺伝情報維持の分子機構」(代表者・田中亀代次)との共催で、公開シンポジウム「遺伝情報の維持とDNAトランスアクション」を開催し、情報の交換、知識の整理を行なっていく中で議論を深め、それらを個々の研究者が持ち帰ってそれぞれの研究に生かす形で進められた。またこれらの成果を新しい視点からの重点領域研究の申請に役立てた。
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