研究課題/領域番号 |
06354028
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
家森 幸男 京都大学, 大学院・人間・環境学研究所, 教授 (80025600)
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研究分担者 |
三須 良実 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10025687)
西尾 一郎 和歌山県立医科大学, 教授 (40089165)
猿田 享男 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (70051571)
黒川 清 東京大学, 医学部, 教授 (30167390)
荻原 俊男 大阪大学, 医学部, 教授 (60107042)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 自然発症ラット(SHR) / 脳卒中易発症ラット(SHRSP) / 正常血圧Wistar Kyoto rat |
研究概要 |
日本で開発された血管系成人病の最良のモデルであるSHR,SHRSPおよび正常血圧WKYは近交系であるが、維持施設によって遺伝的背景(特にはWKY)が異なるため、本研究では遺伝的に標準化された系を確立し、高血圧性疾患発症機序解明に貢献すると共に予知から予防への医学の確立による成人病の根絶に寄与することを目的としている。 標準系確立の必要性をモデル動物利用者(600人のSHR学会員および2700人の日本高血圧学会員)を対象にアンケート調査したところ、回答者の9割以上が病原菌のないSPF化した標準系の確立の必要性を痛感していることが明らかになった。 一般に使用されているWKYの組織適合性抗原をSHR(SP)と比較したところ、京都大学で自家繁殖しているWKYを除いてほとんど全てのWKYの組織適合性抗原がSHR(SP)と異なり、SHR(SP)の対照系とはならないと考えられるので、京都大学で自家繁殖している系統をSPF化した。SPF化した系統について染色体上の46マーカーについて調べ、SPF化前のタイプと同じであることを確認した。 1994年10月に開催された第8回SHR国際シンポジュウムおよびサテライトシンポジュウムにおいても標準化を支持する意見が多く、標準化された系統の海外への供給体制の確立等の要望があった。 また、サテライトシンポジュウム開催時に開いた班会議において標準化したモデル動物の有効利用を討論した結果、世界のこの分野の進歩は速く、日本がこの分野でイニシャチブをとるには総合力が必要で、その為には各専門分野の班員によるモデル動物の病態生理、生化学的特徴分析と遺伝分析を組み合わせて病態発症原因遺伝子解明のための共同研究を進めることが緊急重要課題であり、成人病の根絶に貢献することであるとの結論に達した。
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